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9話 ページ10

貴方サイド

信濃と博多を入れ替え、宇都宮に向かわせる。

「主……」

呼ばれて振り返ると、小夜が立っていた。

「小夜君。どうしたの?」

「貴方は、復讐を望む?」

急に言われ、目を見開く。

「なんで?」

聞くと、小夜は顔を俯かせる。

「主、殺気が凄いよ」

……気付かれないようにしてたのにな。

「殺気と言っても、ごく微量なモノだよ。

でも、復讐に呑まれてる僕には分かるんだ」

気遣うように見上げられ、動揺する。

「大丈夫だよ。皆、素直になれないだけで、主の事好きなんだよ」

必死に言葉を探し、紡ぐ小夜。

僕はたまらなくなって小夜を抱きしめる。

「ありがとう……小夜……」

「大丈夫。貴方は一人じゃない……」

ああ。僕は駄目だな。小夜にまで心配かけてさ。

「もう大丈夫だよ。小夜のおかげで元気出たっ!」

子供っぽい笑顔を小夜に向けると、小夜も笑顔になる。

「良かった。今剣や愛染達も心配してたから」

今剣達も……

僕は小夜の頭を撫でる。

粟田口以外の短刀には信頼されている。

それは僕にとって嬉しいことだった。

小夜と別れて廊下を歩いていると、会いたくない刀剣に会った。

「お、主!」

こいつが、

「今日は何するんだ?」

前任をたぶらかしてブラック本丸にし、

「なあ、主」

刀剣達が人を信用できなくなるまでどん底に突き落とした__

「愛してる」

ブラック本丸の元凶___

獅子王……

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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません!男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!刀剣男士全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください!出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます! (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:望月海 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年1月24日 22時

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