35話 ページ36
貴方サイド
それが分かると、笑いが込み上げて来た。
「どうして笑うんですか？」
不安気な眼差しを向けられ、ますます笑いが出てくる。
「いや、君の今迄の僕に対する態度が全て照れ隠しだって分かって、安心してさ。嫌われていた訳じゃないって」
そう答えると、一期は再度僕を抱きしめる。
「本当に、主殿には沢山無礼を働きました。申し訳ございません……」
僕は少し背伸びをして一期の頭を撫でる。
「別にいいよ。君らは何も悪くない。前任に酷いことされて、疑心暗鬼になって。それでも、一期が僕を好きだと言ってくれて、嬉しかったよ」
一期は泣きそうな顔で僕の話を聞いている。
「でも、一期は今迄通り僕に接してよ。それが愛情の裏返しってことはもう分かったし」
こくりと頷く一期は、可愛らしい。
「でも、嫌われてなくて良かったぁ。ずっと不安だったんだよね」
そう言うと、一期は申し訳なそうな顔をする。
「あの、主殿。お願いがあるのですが……」
「ん？なぁに？」
一期からの初めてのお願いだったから、嬉しさが滲み出る。
「これは、他の刀剣も思っていることなのですが、平等に接してくれませんか？」
平等……？
そうしてる、つもりなんだけどな……
「……主殿は、獅子王殿によく膝枕や、頭を撫でてますよね？その、そういうのを、私にもして欲しいのですが……」
だんだん消え入りそうな声で言い、顔を真っ赤にする一期。
「君ってこんなに可愛いんだね」
思ったことを正直に言うと、一期はもっと赤くなり、
「結構真剣なんですよ！」
と、怒りながら言う。
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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません！男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！刀剣男士全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます！ (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
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