30話 ページ31
獅子王サイド
ドサッと、主を押し倒す。
無表情のその顔を、俺色に染めたい。
俺はチラッと主の首元を見る。痕だらけだった。
朝餉の時、俺を無視して鶴丸と楽しそうに話して居たのを見て、心が痛んだ。
その時、鶴丸に何かを言われて主が首元を押さえたのを見て、違和感を覚えた。
俺の勘は的中した。
おそらく、主は昨日の夜、鶴丸の部屋に泊まったんだ。
だから俺の所に来なかった。
その事実がわかって、余計に腹が立つ。
主は何時だって、俺を優先してくれた。
それが闇堕ちした俺への情けだったとしても、嬉しかった。
「主……」
そっと主の頬を撫でる。
不思議そうな顔をする主に、愛おしさを感じる。
徐に口付けし、舌を入れる。
「んぅ……」
主の舌を絡めとり、離さない様に甘噛みする。
ビクッと主の肩が揺れる。
ああ、可愛い……
主は何時だって、俺の求めてる反応をしてくれる。
他の奴らになんて渡さない。この本丸の奴らも、主を裏切った刀剣達にも。
俺は一旦口吸いを止め、主の首筋に噛み付いた。
「ゔぁっ……！」
痛みが強すぎたのか、主は呻いた。
「主、大丈夫だ。これは上書きしてるんだ。もう二度と他の奴が付けないように、二度と消えないように」
怯える瞳で俺を見つめる主に、俺の残りの理性が崩れそうになる。
「主。アンタは俺のモノだ。次、他の奴に痕を付けられたら……神隠しするよ、A」
主の顔は驚きに満ちていた。
まあ、そうだよな。俺が“真名”を知ってたら、驚くよな。
……でも、これでずっと一緒だな、主。
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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません！男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します！私男主の愛され大好物なので嬉しいです！刀剣男士全員推しなので嬉しいです！更新頑張ってください！出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます！ (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)
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