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3話 ページ4

貴方サイド

「んー、粟田口セコムがあそこまで怖いものだとは……」

なーんか、身の程を知れって感じだったな。

『首、落とします』

まさか、同じこと言われるとは思わなかったなぁ……

ちょっと一期に対する信用度低くなりそう。

「あるじさま〜、あそんでください!」

「うん。いいよ」

そう言いかけて気付いた。

一期は、自分の弟達じゃなくても、

僕が短刀と遊んでると睨んできたっけ。

それに、三日月とかも和やかな目で見てくるけど、

時々殺気を含んだ目で見てくるし。

「あるじさま?」

「あ、何でもないよ。何して遊ぶ?」

「じゃあ、いつもので!」

「またあれで遊ぶのか?」

「はい!あれはとても楽しいので!」

そっかあ、今剣あれを気に入ってくれてたんだ。

「じゃあそれにするか」

僕は今剣を抱き上げる。

今剣はキラキラとした目で見てくる。

「行っくよー?」

僕は高らかに今剣を投げ上げた。

「わーい!」

この投げて空を飛ぶ遊び(?)が、今剣は楽しいらしい。

「あるじさま!きゃっちしてください!」

僕は腕を広げ今剣を抱きとめる。

「すっごいたのしいです!もういっかい!」

「えっ?まだするのかい?」

「はい!あるじさま、もういっかい!」

だ、大丈夫かな〜。

けっこう吹っ飛ぶから、抱きとめる時もヒヤヒヤするんだが……

僕は今剣を見る。

今剣はにっこりと笑った顔で待っている。

こんな天使の笑み、泣かせられない。

「じゃあ、後一回ね」

そう言ってまた、今剣を投げ上げる。

そしてまたキャッチしようとすると、

「何してるんですか!?」

という声が聞こえ、驚いた僕はバランスを崩し、今剣ごと倒れた。

「うわっ!」

「今剣殿!」

あ、この声は一期か。

幸い今剣は死守したのでかすり傷一つ付かなかったが、

僕は腕が痛い。

倒れるとき、打ちつけたかな?

そう思いながら上を見上げると、鬼の顔の一期。

「主殿おおおおおおおおおお!!!」

一期の怒声が、本丸中に響き渡った。

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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません!男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!刀剣男士全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください!出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます! (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:望月海 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年1月24日 22時

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