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26話 ページ27

貴方サイド

その夜は鶴丸に部屋に泊まって欲しいと言われそうした。

翌朝鶴丸の部屋から出て自室に向かう。

書類を纏めていると、襖が開き信濃が顔を出した。

「大将!朝餉の準備が出来たから迎えに来たよ!」

「ああ、ありがとう。行こうか」

僕と信濃は一緒に大広間に向かう。

大広間に着くと冷たい視線を感じた。

見ると獅子王が物言いたげに僕を見ていた。

それを無視して席に座る。

「主、おはよう」

「鶴丸、おはよう」

鶴丸は僕の傍に来てニコニコした。

「……どうしたの?」

「昨日付けたアレ、見えてるぞ」

「!?」

すぐさま首元に手を当てる。

キスマークが見えない様服を選んだつもりなんだけど……

チラッと鶴丸を見ると、ニヤニヤと笑っていた。

こいつ……

「済まない。冗談だ」

笑いながら言う鶴丸に殺意を覚える。

「君さ、僕で遊んでるだろ?」

「あ、分かったか?君のそういう顔も悪くないな」

「僕で遊ぶのやめろよ……」

恨みがましく鶴丸を睨む。

「いやぁ、やっぱり人の驚いた顔を見るのは気持ちがいい。毎日驚きの連続だからな」

僕は笑う鶴丸を見てため息をつく。

「君は僕よりよっぽど腹黒いな」

「そうか?驚きは人生の中で一番楽しいもんだぜ?」

「君の言う楽しい事とは、料理の中に唐辛子を入れることかい?」

そう言うと鶴丸はゔっと呻いた。

「君の後ろに居る燭台切が今まで以上に殺気を放っているんだが」

燭台切は鶴丸の首根っこを引っ掴み何処かに連れて行った。

やっぱり燭台切を怒らせたら怖いな。

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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません!男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!刀剣男士全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください!出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます! (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:望月海 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年1月24日 22時

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