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15話 ページ16

貴方サイド

「おい、獅子王!?」

無言で廊下を歩く獅子王。

着いたのは縁側。

なんで此処に来たのか分からない。

「主」

いつになく寂しそうな声色で、

「膝枕、してくれないか?」

「……なんで?」

「主に、もっと甘えたい」

……僕はスイッチが入ってない獅子王に弱いのかもな。

僕は縁側に座り、獅子王を見上げる。

「おいで」

ぱあああっ、と顔を輝かせ、頭を乗っける。

「主、俺が寝ても、何処にも行かないで」

「大丈夫。側にいるさ。夕餉まで時間あるし、ゆっくり寝るといいよ」

「……主、もっと甘えたい」

「うん。甘えてもいいよ」

優しく頭を撫でる。

「もっと側にいていいの?甘えていい?」

「もちろんだよ。僕はもっと甘えて欲しい」

「良かった……主に嫌われてたらどうしようって思ってて」

そっか。不安にさせてたんだ。

「そんな事ないよ。ただ、無理矢理はごめんかな」

「うん。約束する。俺、主の事本当に大好きだから」

改めて言われると、照れる。

「あとさ……そろそろ、俺を近侍にして欲しいんだ」

そういえば、前から言ってたな。

最近は一期に近侍を任せっきりだ。

近侍になると第一部隊の隊長を務めなきゃいけないし、

弟刀の粟田口との時間を作ってあげられない。

一期は最近頑張り過ぎてるから、休ませてあげたい。

「そうだね。そろそろ近侍を変えるのもいいかもな。

獅子王、近侍は君に任せるよ」

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もこ(プロフ) - 望月海さん» すみません!男主だと思ってました。本当にすみません(_ _;) (6月28日 7時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» ご意見の方は少し構成を考えさせていただきますね。 (6月27日 23時) (レス) id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - もこさん» もこさん、感想ありがとうございます。せっかくのご感想なのですが、このお話は女主を設定としているので、もこさんの好む男主ではありません。作者が僕っ子好きなのですが、誤解を与えてしまったようなので訂正させていただきました。 (6月27日 23時) (レス) @page1 id: 3c48936758 (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - コメント失礼します!私男主の愛され大好物なので嬉しいです!刀剣男士全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってください!出来たらなんですけど短刀たちにも恋愛的に愛されたいです()いきなりすみません (6月27日 17時) (レス) @page23 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
望月海(プロフ) - 匡さん» ありがとうございます♪早速書いてみます! (2017年5月23日 23時) (レス) id: 546fdd6d80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:望月海 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年1月24日 22時

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