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にひゃくよんじゅうろく。 ページ8

明石 「んーと、ここら辺やったはず……ぁああったわ。」

A 「ん……? あっ、あのきらきら光ってるもの?」

明石 「そーそー、いるみねいしょん言うんやて。」

A 「いるみねいしょん? あぁっ! 乱くんと以前雑誌で見たわ! 生で見るの初めて!!」





 子供みたいに目を輝かせるA。乱くんと次郎はんがこのきらっきら光るもんを紹介してくれはったのは、Aが行きたがってたからなんやな。
 Aがそういうのを言えるんは、やっぱ自分やなくて、乱くんとか辺りなんやなあ……。いやはや、良い情報貰いましたわ。





明石 「なんやここ無料の割には豪華なんやて。」

A 「へぇ……大きな公園だものね、此処。沢山置けるのかしら。」

明石 「雪と合って綺麗やなあ。」

A 「そうね、この時代の雪って珍しいらしいから、運が良かったわね〜!」

明石 「そうやな。(本丸出る前物吉はんに願掛けしたかいありましたわぁ……。)」





 国行と公園に入ると、そこはもう違う世界みたいだった。一面きらきら綺麗に輝いていて、それを見てる人の子の表情も、なんだか輝いてるみたいだった。

 恋人同士で来ている子たちが多いみたいね。やっぱりこういう素敵な所に来る時は、一番愛しい人と来るのが一番だわ。





A 「私と国行も、そういう関係に見えてるのかしらね?」

明石 「そういう関係?」

A 「恋人よ、恋人♡」





 国行は照れるのかしら。と思って顔を近づけて言ってみると、国行はちょっと顔を伏せると私の腕をぐいっと引っ張って、もうすぐで顔と顔がくっついちゃうっ、てくらい近付けてきた。





A 「く、くにゆき……! 近過ぎるわよ!」

明石 「なぁ、A。」

A 「な、に……?」





 国行は耳元に顔を近づける、国行が吐く息がふうっと耳に掛かってくすぐったい。「んっ」と慣れてない心地に声が出てしまうけれど、国行はお構いなしに、私の耳元で呟いた。(巷で噂のみみつぶ、ってやつよ)









明石 「ほんまに恋人、なってみる?」









 周りは賑やかだったのに、一瞬だけ、全ての音が消えた気がしたの。国行の声しか聞こえない、そんな空間だったわ。

にひゃくよんじゅうなな。→←にひゃくよんじゅうご。



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まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 碓氷時雨さん» なんですって?! ごめんなさい即刻直します!!本当にありがとうございます!そしてすいません! (2020年2月8日 21時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
碓氷時雨(プロフ) - 「にひゃくろくじゅうに」の所で清光が清松になってますよ! (2020年2月8日 20時) (レス) id: d4ecd76fec (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 愛が止まらない人さん» ありがとうございます!応援して頂けると本当に力になります!頑張りますね! (2020年1月13日 16時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)
愛が止まらない人(プロフ) - 続編おめでとうございます!!!!!頑張ってください!!!!! (2020年1月13日 10時) (レス) id: 9082f6abc2 (このIDを非表示/違反報告)
まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A(プロフ) - 絵里奈さん» ありがとうございます!受験も作品も、若いからこそ出せる熱量で頑張っていきます!今作品でも何卒宜しくお願いしますね! (2020年1月13日 8時) (レス) id: 8464144616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴおろごん@通りすがりの黒魔道士A | 作成日時:2020年1月12日 21時

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