33話 ページ35
次の日学校へ行くと、昨日は悪かったと言いながらルルーシュが体育着を差し出してきた
貴『ありがとうルルーシュ!...ってあれ?これ新品の体育着じゃない?』
ル「ああ。...結構擦ったんだがあまりに落ちないものでな。新品を取り寄せたまでだ」
貴『え!わざわざありがとう!お金お金...』
ル「身内だろう。金などいらん」
貴『あ、確かにそうか...。改めてありがとうね、ルルーシュ』
ル「気にするな」
ルルーシュは私に優しい微笑みを浮かべる。
私はその笑顔が無性に嬉しくて、思わずルルーシュに飛びつく
ル「ほわぁぁぁあ!?や、やめろ!何だ急に!」
貴『...ルルーシュ細すぎ...。ごつごつする...ちょっと力入れたら折れそう...』
ル「悪かったな抱き心地が悪くて...。スザクには早く帰ってきてもらわないとだな」
ルルーシュは呆れたように私の頭をポンと軽く撫で、スタスタと教室に向かって行ってしまった。
触れられた頭が思いの外心地よくてしばらく呆けてしまった。
ルルーシュがだいぶ遠くを歩いてるのにハッとしてあたふたと追いかける
貴『まってよルルーシュー!』
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月1日 2時