28話 ページ30
スザクの出発はそれから一週間後だった。その週の恒例お泊まり会はスザクがランスロット最終調整のため不参加だったのと、ナナリーの体調不良によるルルーシュ不参加で中止になった。
久しぶりに1人で過ごす週末に私は暇を持て余していた。...今週末は気を紛らわすためにも忙しくしてたかったなぁ...。スザクの出発まであと3日かぁ...。
と、ベッドの上でぼんやり霞がかった目を擦りネットサーフィングをして過ごしていると、とある特集が目に止まる。私は思考回路をフル回転させてある名案にたどり着く
貴『これなら私にだって...!』
そうと決まれば材料の買い出しだ。
私はこの名案を実現するために1日で町中を駆けずり回った。全てはスザクのために。私は私に出来る精一杯のことをするために。
これは余談だが、買い出しついでにナナリーへのお見舞いの品としてフルーツと花を買ってランペルージ家へ行ったのだが...。
ナナリーの病状はほとんど治っており、咲世子さんが止めるのを聞かずにずっとそばに居たルルーシュの方が重症だった。
ナナリーと「ルルーシュって頭良いのに時々バカだよねぇ」なんて話をしながら楽しいお茶会をした。
目的の物も買えてナナリーとお茶もできて、今日はとても良い日だなぁと思い帰路についた。
...ゲホゲホやってたルルーシュにも一声かけてあげればよかったかな?
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作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月1日 2時