18話 ページ20
交代でお風呂に入ったあとは、さすがに3人とも疲れが来て瞬きする間もなく眠りに落ちてしまった。
次に目が覚めれば休み二日目の朝。
珍しいことに私が1番早く目覚め、寝ているルルーシュとスザクを見て思わずびっくりしてしまった。
しかしこれはチャンス。朝ごはんを作って2人を叩き起し、呆然とするルルーシュにある言葉を言ってやるのだ。
そうと決まればうかうかしてられない。
私はエプロンをつけて台所に立ち、朝ごはんのメニューを頭の中で考えた。
...................................よし。決まった。
私は混ぜ、焼き、炙り、切り、ひっくり返しを繰り返し、3人分の食器とフルーツソーダも用意した。
いくつか焦がしたりぐちゃっとしてしまったのはご愛嬌。落ち込んでいても仕方ないのでそれを片手で食べながら調理を続ける。
.....コゲって結構苦いんだな...。
いつも2人と一緒か、専属の料理人が調理してくれるおかげでコゲとなんて縁がなかったけど、初めて自分1人で料理を作ってみて実感する。
料理って難しい。
なんやかんやあたふたとしながらあとは盛りつけだけとなった。ここがこの料理で1番肝心と言っても過言では無いかもしれない...。
慎重に慎重に盛り付け、重ね、飾り付ける。
___完璧
完璧意外の何物でもない...!早速スザクとルルーシュを起こしに行こうとドアに向かうと、丁度起きてきたらしい2人が食卓を見て思わずといった感じで目を見開く。
その2人の反応に満足し、ルルーシュに向かってフライ返しを突き出し、予め決めていた決め台詞を言い放った
『惰眠を貪ってるのはどっちだーーッッッ!!!!!!!!』
80人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴー | 作成日時:2019年3月1日 2時