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終ノ型 ページ10

「何!?杉田さんが知ってて俺は知らない情報って何!?!?」
「教えませんよいくら江口さんでも!つか何で知ってるんだよまじで…」
「意地悪ー!!!!あれ?でも前も舞台がやばい〜って言ってなかったっけ」


ラジオの収録が終わって、いつも通りセトちゃんとスタジオ近くの行きつけの店で飲んでいる
オシャレで開放感があるお店の一つ上の階は隠れ家みたいになっていて、少し狭いお座敷の個室だ

2人だけの空間でゆったり(?)お酒を飲みながら過ごすこの時間は俺にとっては至福で。
年甲斐もなくドキドキしてしまう。


「だいぶ前ですよね?あれはウィッグ作らせてもらってたんですよ」
「えーーー!そうなの!?セトちゃんチート説……」
「いや美容師から転職させたの江口さんですからね」
「あ、このワイン美味しいよ飲んでみ」
「聞いてます?」
「全然聞いてなーーーい」


当の本人は何とも思ってなさそうだけど。
俺だけ毎回この状況にドキドキしてるのは癪だから、ちょっとカマをかけてみよう。


「…セトちゃん」
「あちょっと待ってピザこぼした笑」
「ちょ、ねぇーーーー!!!!何してんのさあ!」
「蜂蜜かけ過ぎました笑」
「美味しいもんねレモンのピザに蜂蜜かけるのね、って違うわ笑」


ぺちんって頭を叩くと、うん美味しい〜ってヘラヘラ酔った顔で笑うから


「…ん、かわいい笑」


恋堕ちの呼吸、壱ノ型。顔を覗き込んではにかみながらかわいい!
これで落ちない女はいない!(宏太朗伝授)
最初に「ん」って入れることが大事らしい。
さてどんな反の


「えー………その先は?」









「おま、ちょ、それはずるいじゃん!!!!」



まさか終ノ型、上目遣いで好きを要求…

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設定タグ:男性声優 , 江口拓也 , アニメ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:oguro.san | 作成日時:2019年10月21日 20時

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