闇のスピード ページ15
「もしも〜し、うん、いや全然大丈夫!いつ頃着きそう?おっけいそれまでスピードして待ってるから〜!着いたら電話入れて!はい、はいは〜い!」
電話を切って、スマホを床に置いた。
猫の毛が落ちているかもと言って、帰宅後速攻掃除機をかけたのでピカピカだ。
三脚オッケー、カメラもオッケー。
奴も電話が切れた事に気がついて、さっきまでいじっていたスマホを置いてトランプをシャッフルしている。
よし、あとは録画ボタンを押すだけ。
「あいつは何だってッ!?(cv.福岡のスーパースター)」
「少し長引くそうだ……始めようじゃねぇか……!(cv.声優界のスピードスター)」
・
・
・
「なんだ!?次は!」
「次は…ッ闇の…!
BABANUKI DA☆
…………大富豪でもいいぞッ」
〜♪
「あ、江口さんから電話だ!もしもし?着いた?はーい、只今開けます〜!」
ガチャ
「えぐぅ〜!」
「お邪魔しま〜す…」
「って、え…細い体が更に細くなってる…!?」
相変わらず身長はでかいし服もおしゃれだけど、顔の輪郭しっかり骨じゃない!?アンニュイでなんか良い雰囲気になってんのが何なの?って感じだけど、にしてもじゃない!?
「これにゃんこ達のおやつね…」
「あ、ありがとう…」
俺の声は無視して猫のおやつは渡すのもなんなの…いやありがたく貰うが…。
「江口さんダァ!!!!UNOしよUNO!」
「UNOと小野って似てるよな…」
「ハッ…!それ貰ったァ!」
「みそ〜こんぺい〜…はぁ…俺の癒し……」
やばいぞ…これは相当重症だ……!
小野賢章の天然加減は前から重症だから無視するとして!
西山宏太朗から常々話は伺っていたけれど、江口拓也は痛いのを我慢してるんだろう!!心が!
長男なのに我慢できてないけど、それはせめて俺が許して、そして癒してあげないと…!
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作者名:oguro.san | 作成日時:2019年10月21日 20時