決めつける奴らは ページ13
「単刀直入に聞く。何があった。」
「割と濁してくれてんな」
「やかましいわ」
なにかあったって言ってもな〜て考えた素振りをしているセト。
「白々しいんだよ!」
だよ…だょ…だょ…
「なんでマイク通した!?」
「おれはっ、俺は二人に仲良くしててほしいんだよ!最近パイセンミス多いし、セトだって変じゃん!!!!!!!!」
「わかった!わかったからマイク辞めて!」
『D◯Mチャンネルをご覧の皆さん!こんばんは!Buster Bros!!!のMC.B.Bこと山田一郎役、木村昴です!!』
「一昨日来い!」
「確かにそれは一郎だけどな、一旦落ち着こ宏太朗」
「…距離を置きたい?」
「うん」
やっとの思いで白状させたと思ったら、何その中学生みたいな言葉。
え?もしかして
「アンチ?ID教えてスクショ撮る」
「違う違う違う」
青く映る背景に白抜きの鳥をタップしたらホーム画面に戻された。
「いや梅ちゃん可愛いな」
「でしょ?お気に入りのホーム画。って違うわ!」
宏太朗ってアンチ少ないよね、なんて俺がさっき持ってきたメロンソーダをちびちび飲みながらのんきに言う。
俺がどれだけ心配してるのか伝わってないのか?ねぇな。
「セトのアンチも見たことないんだけど」
「あー…」
「なにそのバツが悪そうな顔」
「時効だな、うん。脅迫文来てた「えええええええええ!!!!!!!????????」
うるっさ!!!!盛大にうるさ!!」
脅迫文?セトに?
「えだってそんな、知らなかった‥」
「言ってないもんマネージャーさんにしか。」
「いつ」
「デビューしたて。江口さんとの絡みも当時から多かったし。」
「パイセン絡みなのかやっぱ。詳しく。」
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作者名:oguro.san | 作成日時:2019年10月21日 20時