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rbr「お前抜けがけ禁止ってさっき言ったばっかりやろ!」
os「煩いめう〜文句言うならロボロもやればええねん」
まるで再放送かのように口争いをする2人。仲良しだね(他人事)
kn「おい、お前ら…今はそれ所じゃないやろ」
2人に合図するとシッマさんがゆっくりと手を引き、自身の背に私を隠すようにして立った。
os「そんなの分かってるめう」
rbr「…こっちも今連絡終わったわ」
なんの会話か分からず困惑顔で3人を見るが、「A、少しの間だけ静かにしとき」とマンちゃんに言われ大人しく息を潜めてると目の前に数人の男が立ちはだかった。
……多分、ショッピングモールに来た時から此方をずっと見ていた人達だ。
其れは見た目と雰囲気で、何より彼らの警戒ぶりで一般人では無いことが私でも分かった。
kn「オイオイ、楽しく買い物してるのにずっとこっち見やがって……
我慢できずに出てくるのは野暮やないか?」
「……狂犬が聞いて呆れるなコネシマぁ。いつからそんな御ままごとするようになったんだよ?」
kn「ハッ…!"待て"も出来ひんお前らに言われたくないなぁ」
一触即発の空気に、モール内はザワザワと騒然とし始め注目を浴びていた。
中心に立っていた男は其れをぐるりと見渡し……最後に私を見た。
「なぁ、女神サマ…俺らにくれよ。そいつに頼らんでもお前らの組は十分強い。…これ以上もう要らんやろ?」
…また、私の肩書きが彼らに迷惑をかけてしまっている
その事実に途端に心苦しくなり服に手をかけ皺を作った
しかし、ロボロさんその手の上から包み込むように優しく掴んでくれ誰にも聞こえない声で発した
rbr「……大丈夫やで」
…それに安心してしまい、ゆっくりとロボロさんの手を握った。
kn「まあまあまあ!どっちにしろ此処じゃゆっくり話し合いも出来んし、場所移動した方が賢くないか?」
「"話し合い"、ねぇ…」
os「女神、欲しいんやろ?…穏便にいこうや。」
相手も此処では注目を集めすぎて分が悪いと思ったのか、案外すんなりと誘導通りに店の外へと足を運び始めた。
店を出て暫く歩くと道が薄暗くなってきた
「おっ、いらっしゃーい!」
其所に立っていたのは、1人の男。
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ぴく(プロフ) - 個人的に主人公の性格とか(全部)めっちゃ好きです!頑張ってください! (2020年9月21日 9時) (レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - レニさん» 読んでくださってありがとうございます!大先生のところは特に構成を練っていたのでそういって頂けてとてもうれしいです!ありがとうございます! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - しおんこさん» こちらこそいつも変な時間に更新してしまって申し訳ないです…しかし!コメントとっても嬉しいです!!頑張ります!!! (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
レニ - すごく面白い…!チノくんとかうつ先生のところの話めっちゃ好きです!これからも読まさせて頂きます! (2019年11月29日 17時) (レス) id: be3a21bb3c (このIDを非表示/違反報告)
しおんこ(プロフ) - 夜遅くにすみません!雰囲気めっさすきですわぁぁー!!まじごっとですぜェ…………!! 更新楽しみにしてますぅぅぅぅ!!! (2019年11月28日 3時) (レス) id: 32a4d591a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:団子侍 x他1人 | 作成日時:2019年9月10日 22時