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｢ひっ、…ゆっ、許してくれ。｣
kn｢なーんやこいつ暗殺専門の幹部ちゃうんか。弱すぎて拍子抜けやわ｣
sho｢しかも単身乗り込みとかアホやん。トントンだけで俺ら要らんかったんちゃう？｣
場面戻って先程のAの自室でボロ雑巾のように蹲る男と無慈悲に呟く幹部らの姿があった。
｢知ってることは何でも、なんでも教える…！Aさんのことも、あっあきら、諦める！だから…！！｣
命だけは…と続く言葉になんの感情も読み取れない目を向ける。
sho｢…なんやこいつ、ほんまにしょーもないな。｣
ci｢情報なんてもうほぼ俺が
淡々となんでもないように告げる彼らの懐が垣間見えた。ここは甘えも弱さも不要、そういう世界なのだ。
kn｢正直お前の薄っぺらい命がどうなろうと関係ないし、決めるのも俺らやない｣
sho｢うーわ出たシッマお前そういう所やで｣
kn｢何がやねん！｣
ギャンギャン内ゲバを始めだした先輩らを他所に｢そんな…｣と1人項垂れているそいつの肩に手を置く。
侵入が失敗した時点で当然の結果なのに何をそんなに絶望することがあるのか…と案外自分も心無い奴らのような事を胸に秘める。
ci｢残念やったなぁ。ウチに安易にちょっかい掛けたのが間違いやったな。もう、あの子はお前らのモンじゃないからな。……南無南無、やっけ？｣
ご愁傷さま、と最後に微笑んで後から来た下っ端構成員にそいつの処理を任せた。
**
『……痛い。』
pe｢はーい大丈夫大丈夫。これで治療終了だよ、お疲れ様〜！傷は残らないだろうから安心して｣
あの後横抱き…所謂お姫様抱っこでトントンさんに廊下を運ばれた私はすれ違う下っ端さん達にガン見されそれはもう赤面していた。
『トントンさん運んで下さってありがとうございました…』
pe｢すっごいまだ照れてるの？若いねぇ｣
『…見ないでください』
pe｢まあAちゃんと同じくらい照れてる奴いるからなぁ｣
tn｢…ペ神うるさいで｣
pe｢トントンとは言ってないのにね？｣
tn｢ﾀﾋんでどうぞ｣
無事に治療してもらいお喋りしていると若頭と数人の幹部が部屋へ入ってきた。勿論、瓶底眼鏡の彼も。
彼はひらりと、最後列で此方に手を降ってきたので控えめに振り返すと嬉しそうにはにかんだ。
...
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ぴく(プロフ) - 個人的に主人公の性格とか（全部）めっちゃ好きです！頑張ってください！ (2020年9月21日 9時) (
レス) id: 0dfcf80db5 (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - レニさん» 読んでくださってありがとうございます！大先生のところは特に構成を練っていたのでそういって頂けてとてもうれしいです！ありがとうございます！ (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
団子侍(プロフ) - しおんこさん» こちらこそいつも変な時間に更新してしまって申し訳ないです…しかし！コメントとっても嬉しいです！！頑張ります！！！ (2019年11月29日 22時) (レス) id: 8616f492be (このIDを非表示/違反報告)
レニ - すごく面白い…！チノくんとかうつ先生のところの話めっちゃ好きです！これからも読まさせて頂きます！ (2019年11月29日 17時) (レス) id: be3a21bb3c (このIDを非表示/違反報告)
しおんこ(プロフ) - 夜遅くにすみません！雰囲気めっさすきですわぁぁー！！まじごっとですぜェ…………！！ 更新楽しみにしてますぅぅぅぅ！！！ (2019年11月28日 3時) (レス) id: 32a4d591a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：団子侍
x他1人 | 作成日時：2019年9月10日 22時
