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【半生】
小さな教会の、聖職者のもとに生まれた。父と兄が3人、そして自分。母は自分を生んですぐに亡くなってしまった。
父は兄達と同じように接してくれたが、兄達は「お前が生まれてきたせいで母さんが死んだ」とフィオナに冷たく当たった。
物心ついたときには小さな教会で神に祈りを捧げ、そのあとは一人で読書をしたり掃除をしたりそんな生活が当たり前となっていた。たまに兄達に悪態をつかれたりしていたが…フィオナはあまり傷付かなかった。それどころか段々兄達に対する怒りが沸いてきていた。だがそれを表に出すことなく、フィオナの中に閉じ込めた。
その態度が気に入らなかったのか、雨降るある日兄達はフィオナを物置小屋に閉じ込めた。少々古びていたからか、扉の隙間から雨が降っている。助けを呼ぼうにも雨音で声が書き消された。このままここで死ぬのか、お腹が減った、せめて兄達を一発殴りたかった、いやそれは駄目か。なんて思っていた時、雨水が染みた木製の扉がビキビキと言い始めた。不気味に思ったが、何となく。本当に何となく蹴ってみた…ところ、扉がいとも簡単に割れた。扉の前には驚いた顔をした父と、頭にたんこぶをつけて泣きじゃくる兄達。そこでフィオナと父はフィオナの平均より強い魔力の強さを理解した。そして同時に自分よりも泣いている兄達に腹を立て、その件から少々兄達に反抗するようになる。手始めに見様見真似で武術を学ぶ(父に学びたいと言ったところ断られたため無断で)。
争うことは好きではないが、念のため(否、どこかで機会を伺っている所もある)身に付けている。
従者になった今ではその武術も役にたっているので彼女的には万々歳。現在でも家族のもとに顔を出しては父を気遣い、兄達に少々の嫌みを言っていたりする。無意識に。
【好き/得意】
善い事、静かな夜、動物、星・惑星
【嫌い/苦手】
暴力や犯罪行為等の悪いこと、油っこい物、油染み
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彼方。(プロフ) - 清兵衛さん» 態々ご足労頂き、またご報告ありがとうございます…!全然大丈夫です!!寧ろ感謝感激雨霰です…!とても生き生きとしていて見ていて楽しかったです…!作品に出して下さってありがとうございました…! (2020年5月25日 7時) (レス) id: 426be8a2f6 (このIDを非表示/違反報告)
清兵衛(プロフ) - コメント失礼します。事後報告になってしまって申し訳ないのですが、ナターリアさんに私の派生作品の方に登場していただきました。もしダメなところ(派生作品に出さないで欲しい等も)ありましたらご指摘願います (2020年5月24日 20時) (レス) id: ab617d8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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