十五節 side光 ページ41
「椿とか弥とか、新しく女の子が来て凄い嬉しかったと思うんだ。もちろん僕も、みんなも。Aは小さい頃からこの環境に居たしずっと一緒に居るから、境界線って何となくわかるでしょ?ここから先は踏み込まない方が良いな、みたいな」
「...逆に絵麻ちゃんはあの年齢でここに来たから、緊張はもちろんしていたと思うし、僕たちへの接し方もまだまだわからないじゃない?それは迎え入れる僕たちも一緒で恐る恐るだったんだよ...」
「だから絵麻ちゃんにはAとの距離感の差を感じさせてしまったと思うし、彼女を気にかけるばかりにAとのコミュニケーションも疎かになっていたと思う。
これが、今回のきっかけを作る根本的な原因だったんじゃないかな__って」
「ああ、なるほどね」
雅兄の見解を聞いて納得した。
「皆が気付いて本人達で解決しないと意味が無いって思っていたけど、やっぱり僕からも話した方がいいかな...」
「俺はそう思うよ」
ただちょっと待ってとストップをかける。
「Aに繋がる手がかりが出てきたんだ」
さっき上で要たちと話した内容をそのまま伝える。
「風斗が...そっか、わかった。任せても良いかな?」
「当たり前でしょ兄弟なんだから」
「光って実は兄弟思いだよね」
「実は、ね」
雅兄にはウインクを返しておいた。
646人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
苑歌(プロフ) - アルムさん» 100票目取ってしまいました!!好きな作品だから嬉しいです。更新まだかまだかと毎回毎回見てます笑。 (2020年5月15日 13時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - マレさん» わあぁ嬉しいです!ご期待に沿えているかはわかりませんが...(笑)引き続きよろしくお願いします!! (2020年5月15日 13時) (レス) id: 9fec9f9c9f (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - 苑歌さん» お心遣いありがとうございます(泣)これからもよろしくお願いします (2020年5月15日 13時) (レス) id: 9fec9f9c9f (このIDを非表示/違反報告)
マレ(プロフ) - こういう感じの話を探してたんです!!ディアラバもブラコンもどハマりしてた時期あったので嬉しいです!!続き待ってます(・ω<) (2020年5月14日 13時) (レス) id: dbfa7fe28a (このIDを非表示/違反報告)
苑歌(プロフ) - 面白いです!2つとも好きなのでサクサク読めました!応援しています!無理はしないでくださいね。 (2020年5月13日 10時) (レス) id: b9c45128c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アルム | 作成日時:2018年11月24日 22時