鬼殺隊員兼、審神者になりました！

肆 ページ33

宴が盛り上がってる中、私は抜け出し外を歩いていた。




考える事があったからだ。




(あの時、いや、最初からか…)





三日月「…そこで、何をしている？」





『…三日月宗近。』






三日月「宴は退屈であったか？」





『いや、宴は楽しかったよ。』





そう、









『“毒”さえ入って無ければね。』









三日月「…ふむ、毒が入っていたと申すか？」






『そうだよ。これでも毒に耐性はあるんだ。始末出来なくて悔しい？』




三日月「何を言っておるのか分からぬな。」





『君、最初から私を歓迎する気無いだろ？』





そう、私は気がついていた。





最初から三日月宗近という人物が“主”という人物を受け入れないという事は。




『生憎と私は目が良いんだ。君が出していた僅かな殺気にも気がついてるよ。』




さて、どう出る三日月宗近。




三日月「……ぬ……い。」






『何？』






三日月「俺達は今まで地獄を味わって来た！なのに何故すぐ来た審神者を信用できる！？貴様も！また地獄を作ったら！？信じたのに！裏切られたら！？刀剣男士はモノでは無い！人間は要らぬ！人間によって地獄を味わった者の苦しみなど人間に分かるはずが無い！」





叫ぶように言うとまた笑顔に戻る。






情緒不安定か。






三日月「何、形だけなら信用しているように作ってやr『分かるよ。』…なんだと…？」





『君の事が分かるって言ってるの。』





三日月「…あまり巫山戯た事を吐かすでないぞ。人間風情が」

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