鬼殺隊員兼、審神者になりました！

【本丸立て直し編】 ページ29

刀剣男士？？&？？side


“それ”は唐突にやってきた。





？？「兄者！！！これ以上の深追いは危険だ！」





？？「…鬼を切れるのは僕しか居ないんだ。お前は先に帰ってなさい。」





？？「だが！」





？？「お前が居ても足手まといなんだ。頼むから、兄の言う事を聞いておくれ。」






突然やってきて、僕達の地獄を更に地獄へと変えて来た“それ”。





鬼を切ったと言う逸話から試しに切ってみたら切れたので弟を助けるために、そして、仲間を助ける為に刀を振るう毎日。




手入れも出来ていないしいつ折れてもおかしくない。





そして、もう一つの“それ”は天気の良い日、それはもう澄み切った青空の日にやってきた。









？？「兄者！！！！しっかりしてくれ！兄者！！！」





弟が泣いている。




(兄者が折れてしまう…！)




涙を拭ってやりたいけど今は手が動かない。





パキッッ





刀が限界を迎えてる音がする…






膝丸。





最後に名前を呼んであげたいけれど、






膝丸「兄者！！！！！！」






ドゴォォォン




そう諦めた瞬間、大きな音と共に、長らく見ていなかった空が見えた。






そして、次の瞬間、






？？「傷が…」






さっきまで瀕死の重傷だった傷が跡形も無く無くなっていた。

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