きゃ！どんどん強くなっちゃう！２ (ページ40)

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クロロから送られた位置情報

ある廃墟ビルの中

中に入ると開けた場所に１３人の影を確認した

「待ちくたびれた。」

『お久しぶり』

「A！また会えて嬉しいよ！よろしくね」

『よろしく、シャル』

駆け寄ってきたシャルに親愛のハグをして笑った
シャルもニコッと人懐こい笑顔をして離れた

他の団員は離れた場所からジッと私とヒソカのことを観察している

「A1人じゃないようだ。そいつは誰だ？」

『ヒソカよ』

ヒソカ、この人がクロロと紹介する

「はじめましてクロロ♣僕はヒソカ、Aの依頼を聞いてついて行っていいかお願いしたんだ」

『ヒソカは使えるよ。私のお手伝いとしてこの依頼に参加させて』

「…構わない。よろしくヒソカ」

クロロは私を見た

「なぜ事前に連絡しなかった？」

『する必要があった？』

少しの沈黙
少しの不満を滲ませたクロロの視線を何食わぬ顔で見る私
それを遮ったのは髷の和人

「おいお前、団長に舐めた口聞いてると切るぞ？」

刀に手をかけて威圧的な殺気とオーラを放つ
私はその男に一瞥もくれなかった

『試してみる？』

そう不敵に微笑んだ

その途端、男は間合いを詰めて刀を抜いた
私と男の間にディルが現れる
男の攻撃をディルが応戦し、圧倒した

そして刀を持つ手を押さえ込み男の身動きを封じた

あっという間の出来事

ヒソカは拍手を贈った。周りの殺気など気にする様子もなく笑顔だった

「おい、ノブナガを解放してやれ」

『その前に、ハッキリさせておきたいことがあるわ』

『私の依頼人はクロロ。
旅団じゃないし、もちろん仲間でもない。
ただのビジネスパートナー。

ノブナガって言ったっけ？
そっちのやり方を押し付けるつもりなら、
私も私のやり方でやらせてもらうわ』

依然クロロを見たまま静かに言葉を放つ
ノブナガに言ってるわけじゃない、旅団の団長に言っているのだ。

お前の口で私の立場をハッキリさせろと、血の気の多いお仲間が今後私に愚かなちょっかいを出さないようになんとかしろと

「ノブナガ頭を冷やせ。今回の仕事にはAが必要不可欠、そのために依頼してるんだ。仲良くしろとは言わない、Aが俺にどんな態度を取ったところで関係ない、協力しろ」

「…了解」

『ディル』

ノブナガを解放したディルは実体を解除して私の中へと戻った

「仕事の話をしよう」

クロロが声を張り上げ、全員に話しかけた