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200階の受付を終えて、オーラのする方を見ると

「やぁ♣こんなに早く再会できるなんて、運命かな」

ヒソカが壁にもたれて話しかけてきた

私は彼のそばに寄る

『こんにちは。私は会いたくなかったわ』

「残念♠ちなみに理由は?」

『だって不気味なんですもの』

真っ直ぐに彼を見上げる
薄ら笑いを浮かべて興味深そうに私の目を覗き込んだ

「そんなにハッキリ言わたのは初めてだよ♡やっぱりキミは面白いね」

『あなたここは長いの?』

「ん〜ある程度、かな♠」

ここのルールを鑑みるにある程度実力のあるものからしたらお金がもらえる寝泊りシステム
上に行けば強い奴とも戦えるし、飽きたら辞めればいい。実に彼向きなシステムだ。

飽きては出て行きまた気が向いたらここにきて暇を潰しているのだろう

『そうなのね』

そう言って私は自分の部屋を探すために歩き出した
その後ろをヒソカはついてくる

私の鍵の番号を見てこっちだよ♠と教えてくれる

「Aはどうしてこんなところに来たの?」

『家の借り方がわからなくて迷ってたらここのチラシを見て来たの』

すると初めて笑顔が崩れた、驚いた顔の彼

「家?立派なお屋敷があるのに、町娘としての潜入捜査の仕事?」

『ううん。色々考えて一人暮らしするって家を出てきたの!』

「ふーん♣色々って?」

『素敵な人の隣にいても恥ずかしくないような女性になるため!』

「…??」

割と素で首を傾げられた
好きな人でもいるの?と聞かれて、まだいないの!と答えるとますます不思議そうな顔をした

『待つだけはもうやめにしたの!私の運命の人は私が見つけるわ』

「…へぇ♡」

それで家を飛び出してきたんだというヒソカにそうなのと笑う

「でも、もう少し用心したほうがいいよ♠」

『え?…あ!』

気がついたら自分の部屋を開けて、ヒソカを部屋に上げてしまった。弟の既視感が拭えなくて…私の馬鹿

ヒソカは笑うかと思ったが、少し考え込んでいる

「ボクの部屋の番号と内線番号」

そう言ってメモ用紙にさらさらっと書いて私に渡す
受け取ってヒソカを見る

「何か困ったら連絡してよ♣もちろん困ってなくても連絡してくれていいけど♡」


そう言って部屋を後にするヒソカ

あれ、ヒソカって意外と人間みたい…?

『てゆうか、戦い以外は普通の人?』

よくわからなくなって考えることをやめにした。きっとここにいる間は彼にお世話になるのだ

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作者名:ふぇもふぁ | 作成日時:2020年5月18日 20時

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