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「カラオケ行くけど、ふっかも行くっしょ？」
HRが終わると教室はまた騒がしくなる。
「わり！俺パス！」
つまんなそうな顔をする女の子達に目もくれず、私のもとまでくると前の席に私の方を向いて座った。
「…行ってくれば」
「先約お前だし」
「約束っていうか、仕事だけどね」
日誌を開いてシャーペンを取り出す。
それだけなのに、深澤の視線が気になって集中出来ない。
「なに、」
騒がしかった教室はいつの間にか静かになっていて、気付けば私たち二人だけの空間になっていた。
深澤が何か言おうと口を開きかけた時、教室のドアの方から「Aちゃん」と声がする。
「…と、ふっか？」
「…宮舘君」
「なにしてるの？」
「今日、日直で」
宮舘君は教室に入ってくると、少し眉を下げてそうなんだ、と言った。
「仲良いんだね。ふたり」
…あぁ、どうしてだろう。
言われ慣れているはずだったのに。
宮舘君の口から聞くと、別の意味に聞こえてしまって胸が苦しくなる。
「そうなの」
そんな心の内がバレたくなくて、無理やり笑って私は初めて肯定した。
深澤はずっと黙ったままだ。
宮舘君はそっか、とだけ言うとカバンから何かを取り出す。
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バンビ(プロフ) - 葉月さん» 葉月様、コメントありがとうございます。これからも楽しんで頂けるように頑張ります。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月22日 16時) (
レス) id: 0059ecb2b1 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - 本当に話一つ一つ大好きです。これからも応援しています！無理になさらないように自分のペースで頑張ってください♡ (2022年4月22日 15時) (レス) @page49 id: e15b346611 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バンビ
| 作成日時：2021年12月4日 22時
