転校先は美形男子だらけでした【刀剣乱舞】

転校先は… ページ1

父「急で悪いが、東京に転勤になった」
「………え？」

父の仕事の都合で、超ド田舎から超都会に引っ越すことになりました

「え、嫌だ……」
父「え？！なんでだ？！普通は"こんな田舎からバイバイできて嬉しい！(裏声)"ってなるだろ？！」
「何その声。気持ち悪い。ていううか、田舎に住む女子がみんな都会に憧れるなんて勝手に想像しないで！」
父「そ、そんな……」
「確かに不便な事もあるけど… 私はここが好きなの！だから、行くならお父さん1人で行ってよ！」
父「はぁ………分かった。1人で行くよ。仕送りとか大変だなぁ…お父さん、忙しくてそんな事してる暇無いかもなぁ！」
「ｷﾞｸｯ」
父「それに…お父さん、寂しいな……1人で東京なんて…心配だなぁ…寂しいなぁ……はぁ……」
「………。も、もう！分かったよ！行くよ！」
父「よし(ﾆﾔｯ じゃあ、早速荷物をまとめろ！一週間後にここを出るぞ！」
「ほんとに急だな！！」

お父さんに寂しいと言われるのは弱い…

お母さんは私が小学生の時に病気で他界した
お父さんはお母さんが死んでも、普段通り会社に行き、いつもの笑顔で"いってきます"と言っていた
でも…ほんとは影でこっそり泣いている事を知っている

私はお父さんを支えたくて、家事を覚えたりして、お母さんがいた時と何も変わらないように…
お父さんが寂しくならないようにした


そして、なんやかんやで高校2年生になった

それで、ここにきて転校か……


ほんとはここを離れたくない

ここはお母さん育った故郷だ

ずっとここにいたいけど……


お父さんを悲しませないためだから



それに、お母さんもいつか東京に行きたいって言ってたっけ…





よし…頑張るぞ！！

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