わかったこと… ページ12
「神様は空へと上っていきました。空と、陸と、海、そしてあの少女のこれからを見守り続けるために…最後に一言残して…『千年に一度天使はよみがえり３つの力を以て世界を救うであろう』…ふぅ…」
最後まで読み終えるとみんなの方へ顔を向けた
「…やっぱりこの本に出てくる天使は私のことみたいですね。さっき神様から聞いた話ともつじつまが合う。」
ロ「やっぱりね…」
ロビンは小さくため息をついた。
そうだよね…私の使命は悪魔を監視して懲らしめること…悪魔…すなわち能力者…この船にいることは…できないもんね…
やっぱり神様はいじわるだ。
最初に全部説明してくれればこんな寂しい気持ちになることもなかったのに…
ゾ「で…お前、これからどうすんだ。」
今まで黙っていたゾロが口を開いた。
「え？あぁ…うんと…その…」
どうすると言われても、この本に書かれていることと、神様が言っていたほんの少しの情報しか持ち合わせていない私は、今すぐこの質問に答えることも何もできない。
ゾ「この船の上にいる悪魔…能力者は4人だ…。お前が本当にこの本の天使ってやつなら…どうするかって聞いている。」
今までよりも冷たい目で私を睨むとソッと刀に手を伸ばす。いつでも私を殺せるように…
「ま、待ってください！私は命を助けてくれた皆さんに手を出すようなことは絶対にしません！それに皆さんは悪いことしてないじゃないですか！空から落ちてきた私を助けてくれた。悪い人のすることじゃないです！だから私はみなさんにはなにもしませんし、できません！」
殺されたくないという気持ちももちろんあったが、すべて本心だ。この船のみんなが悪い海賊じゃないことくらい今までの冒険を読んできた私にはわかっている。懲らしめなければいけない理由があるはずがないもん。
ゾ「ﾌｯ…だとよ、船長！」
一瞬微笑むとゾロはドアの向こうに消えていった…
ル「ﾆｼｼ！なぁ…お前、一緒に海賊やらねーか？」
ゾロの態度が気に入ったのかニコニコしたまま私に聞いてくるルフィ
「え？私が？」
ル「おう！天使が仲間なんてかっこいいじゃんか！なぁ！」
と、ルフィが他のクルーを見て言うと、呆れながらもそうなることがわかっていたと言わんばかりにみんな笑顔で私を見ている。
「私…まだ、自分の役目とかよくわからないし、戦えるかどうかもわからないけど…それでも仲間にしてくれますか？」
ル「おう！もうお前は仲間だ！ﾆｼｼ！よーし！宴だァ〜！」
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黒バイ - ゾロかっこいい。作者様は天才ですね！これからも楽しみにしています。自分のペースでいいのでこれからも頑張ってください。応援しています。 (2017年4月19日 15時) (
レス) id: d571ecbf9e (このIDを非表示/違反報告)
赤い桜模様の猫 - 凄くキュンキュンしました♪続きお願いします！ (2016年5月21日 7時) (レス) id: 6c9b20ae92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ころべぇ | 作成日時：2015年12月3日 23時
