何度でも。。。12

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ーーーYOUーーー

DH「だからさー、見せてよ指輪♪」

EH「あぁー見たい見たい!!」

SJメンバー&スタッフ主催の会食は予定通り行われ、その目的はヒチョルとわたしの婚約を祝うものだと言われたら行かないわけにいかず。

作り笑顔がバレないように必死だった。

HC「指輪は家に置いてきた。指輪っつったって俺からのっていうよりかはオモニからAにってやつだからな。こんなでっけーやつ。」

なー?って、お酒を飲んで上機嫌なヒチョル。

酔ってるフリしてることには気づいていた。

A「お手洗い行ってくる。」

食事もほぼ終わりかけ、お酒も進み賑やかな個室を出る。

うまく笑えてたかな。

微かな頭痛と心配事が重なって、部屋に戻る気になれず、通路の隅にあったソファに座った。

自分でも自分の気持ちがわからない。

公人というほどではないにしても、プライベートはないに等しい彼と結婚して、うまくやっていけるのか。

結婚は嬉しい。

嬉しいのに、素直に嬉しいと思えない。

どうして?

どうしてだろう。






SN「どした?」

突然ソファが傾き、隣に座ったのはソナオンニ。

目が合うと、「ん?」って顔してる。

わたしの肩に置かれたオンニの右手。

その薬指にはジョンスとお揃いのリング。

理解してくれるかもしれない人。

そう思っただけで涙が溢れた。

SN「えー?どしたどした??A〜泣かないで〜。」

抱き締めて、背中をさすってくれるオンニに甘えて、しばらくそのまま泣き続けた。








SN「うーん、そっか。」

一通り自分の気持ちを話すと、オンニは黙って聞いてくれて、話し終わると随分と心が軽くなっていた。

SN「それ、ヒチョルに話した?まぁ、あいつが黙って聞いてくれるような奴じゃないことは知ってるけど。

でも話さないとダメだよ。わたしに話しても解決するような話しじゃない。」

HC「なんだよそれ。」

頭上からいつもより低い声が降ってきた。

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