検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:10,689 hit

27 鳴り響く携帯 ページ28

Aside




あの後私達は、1度自身の家へと帰った。



そのままあの空間に居座るというのは、とてもじゃないが出来なかった




私が自宅に戻り、眠りについた頃だろうか



携帯の通知がうるさくなったのは。





翌朝、続けて鳴り響く着信音に思わず目が覚めた。



眠い目を擦りながら、携帯を手に取る。




液晶画面から漏れ出る光が、容赦無く目を刺激する



そんな中目に入ってきたのは、としみつと表示された画面。






なんだか嫌な予感がした。




急いで着信に出る





«もしもし?A?»


«もしもし、どうしたの»


«えっと、落ち着いて聞いてな?»




«、うん»









«俺らの盗撮された写真が、炎上してる»







«え、?»






そんな






«多分Twitter見ればわかると思うんだけど、こないだ出かけた時に»

«撮られてたっぽい»



«...»


«A?大丈夫?»


«あ、ごめ...大丈夫»


«ひとまず俺、この後動画あるから一旦切るけど»



«後でちゃんと話そう»





«うん、わかった»

«教えてくれてありがとう、撮影前にありがとうね。頑張って»



«うん、ありがと。じゃあ...また後で»

















電話が切れると同時に、身体から力が抜けた













目の前の画面を見つめ、Twitterのアイコンを凝視する






気になって開きたいという気持ちと、怖くて開きたくない気持ちが葛藤する






「はぁ...よし」














深呼吸をして
















そっと画面に触れ、Twitterを開いた

28 そりゃそうだよね→←26 やっぱ優しいね



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
設定タグ:東海オンエア , としみつ , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぬん。 | 作成日時:2022年5月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。