26 やっぱ優しいね ページ27
Aside
と「おい、何やってんだ」
聞き慣れた、優しく、でも力強い、大好きな、大好きな声
「...！と、としみつ...！？」
男1「あんた誰？こっち今お取り込み中なんだけど？」
男2「てめぇ、せっかくいい所だったのに邪魔すんなよ」
気づいた男2人が、としみつに詰め寄る。
と「お前ら俺の彼女に何手ぇ出してんだ？」
男2「は？お前がこの女の彼氏？」
と「そうだっつってんだろ、いいからまずその手離せ。」
男1「...チッ、行こうぜ。こんなヤツらほっとけ」
男2「......おう」
分が悪くなったのか、男達は掴んでいた私の手首をパッと離して足早にこの場を去っていった。
と「...Aっ、！！」
としみつにぎゅっと抱きしめられる
「わっ、と、としみつ、？」
と「俺...Aに何かあったらどうしようって......無事で、良かった。」
「としみつ...ありがとう、迷惑ばっかかけてごめんね。」
と「！Aは何も悪くないだろ、！？悪いのはあいつらだ、お前が謝ることじゃない」
ああ、やっぱり
「としみつは、優しいね。」
と「き、急になんだよ？当たり前の事言っただけだろ」
「思った事言っただけだよ」
と「はっ、なんだよそれ笑 まぁ、ありがとな」
「改めて言われると、なんだか照れるなぁ」
予想以上になんだか恥ずかしくて、としみつから顔を背ける。
と「こっち、向いてみ？」
「ん？」
と「隙あり」
「えっ、」
グッと腰を引き寄せられ、そっとキスをされた
「〜っ、！！」
と「顔真っ赤笑」
「うるさいっ！！このバカみつ！」
と「はいはい」
ありきたりだけど、幸せを感じた瞬間だった。
まさか、そんな所を誰かに撮られていたなんて。この時の私は知りもしなかった
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作者名：ぬん。 | 作成日時：2022年5月4日 21時
