24 どうか ページ25
としみつside
と「あー...」
くそっ、くそっ...Aを見失った...人混みで抜けられねぇ
Aが人気のない方に行ったのは見えたんだけどなぁ...
と「皆さん一旦落ち着いてください!」
と声がけをしてみたものの、
?「きゃ〜!本物だ〜!!」
?「サイン書いて下さい〜♡」
?「としくん握手して〜!」
俺の声は周りの歓声に掻き消され、もはや収集がつかなくなっていた
あぁ...どうすれば...
もし、今俺から見えないところでAの身になにか起きてたら...
と「っ...すみません、ちょっと...急いでますんで...!」
そんな考えが頭によぎった瞬間、冷や汗が出た
?「え!写真撮って下さいよ〜!」
?「としくん?!待ってよ!!」
?「どこ行くんですか〜!?としみつさーん!!」
後ろから引き止める声が聞こえてくるが、今はそれどころじゃない
と「はぁっ...はぁ...っ」
気づけば俺の身体は、Aが行った方向に向かってひたすらに走っていた
A...A...っ!!!
頼むから......無事でいてくれ...
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作者名:ぬん。 | 作成日時:2022年5月4日 21時