23 嫌な予感 ページ24
Aside
と「...綺麗だな」
「うん...!ほんとに綺麗...」
うん、?なんかすんごい視線を感じる気がするんですけども...?
「と、としみつ?私の顔になんか、付いて...」
その瞬間、唇にやわらかい感覚がした。
「!?」
と「ごめ、我慢できんかった」
「...ずるいじゃん、それは」
と「今のお前の顔の方がずるいだろ」
「なっ...!?」
と「ふはっ、照れてんのかーわい」
「うるさい...っ見ないで...」
と「はいはい」
としみつがなだめようと、私の頭に触れようとしたその時、
?「ねぇあれとしくんだよね?」
その一言で、背筋がゾッとした
思ってもいなかった展開に冷や汗が出る
としみつから距離を取り、急いで人気のない所に移動する
離れなきゃ、じゃないと、じゃないと
今バレたらとしみつに、東海オンエアに、私のせいで迷惑をかけるのは絶対に、絶対に嫌だ
遠くから黄色い歓声が聞こえる、としみつの声は歓声にかき消されて聞こえない
「はぁっ...はぁっ......」
息が、急に走ったから動悸がすごい、酸欠で倒れそうだ
「ひとまず、大丈夫かな...はぁ...」
せめてとしみつが見える場所にすれば良かった...これじゃ向こうの様子が何もわからない
としみつからも私が見えないし、何かあってもとしみつに...
?「おねぇさぁん?」
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作者名:ぬん。 | 作成日時:2022年5月4日 21時