22 イルミネーション ページ23
Aside
「着いたー！」
と「時間もちょうどいいぐらいだな」
「ねぇねぇ早く行こ！」
と「そんなに焦んなくてもイルミネーションは逃げねーよ」
「いいから早く見たいの！写真もいっぱい撮るんだから！」
と「はいはい」
...
「さっっっっむ！！！！！」
と「だっからあれだけ言ったろ！？こうなると思ってたんだよめんどくせぇ」
あー怒らせちゃった...はぁ、もうやだ最悪...
一生懸命選んだ服でこんな事になるなんて...
「そんなに言わなくたっていいじゃん...頑張って服も選んだんだし...」
と「......はぁ、そんなちょっと言っただけで拗ねんなよ...」
「だって...」
と「...あーもう！俺が悪かったよ！！...ほら、手ぇ出せ」
「え？」
と「いいから！」
「うわぁっ、ちょ」
え、？手、手が、としみつのコートのポケットに！？！？！？
恋人繋ぎ...あったかいし...幸せすぎるんだけど...
と「これで少しはマシになったろ...もう騒ぐなよ」
「あ、ありがとう...！嬉しい...」
と「ったく...ほら、行くぞ」
「うん！」
手袋持ってこなくて、良かったぁ...
と「は？」
「え？」
と「お前...反省しとらんだろ」
「え、まさか...」
と「心の声ダダ漏れだよバーカ」
「ば、バカって！！」
と「うっせぇバカ」
「......とか言いながら手、離さないでくれるんだね」
と「っ...お前...！」
「顔赤っwwほらほら〜次行こ！」
と「くっそ......ちょ引っ張んなって！」
ほんとは私も顔が熱かったのは、教えてあげない
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作者名：ぬん。 | 作成日時：2022年5月4日 21時
