18 トラウマ ページ18
Aside
私に触れるとしみつの手は、本当に優しくて。
あの時のトラウマなんか、もうとっくに無くなったと思ってた。
でも、それは違った。
としみつが私の服に手を掛けた瞬間。
「いやっっっ!!!!!」
私はとしみつを思いっ切り突き飛ばしてしまった。
と「いっ...A、?」
「ぁ...ご、ごめ」
と「俺が悪かった。」
「ぇ?」
と「Aにそんな顔させるような事をした俺は、恋人としても、男としても失格だ。」
「そんな...」
と「今日は帰った方がいい。」
「へ、」
と「まだ電車もある。一人で駅まで行ける?それとも送った方がいい?」
「え...ま、まって、」
と「全部俺が悪かった。ほんとに反省してる、すまなかった。」
「だからまっ」
と「落ち着くまで、しばらく距離も置こうか。」
と「...本当にごめん。許される事じゃないよな」
「だからっ...!」
と「Aが俺とまた会ってもいいと思ったら、言って。」
「待ってよ、!!」
と「悪かった、ほんとに。あの時も俺がもっと早く助けられれば...こんな事にはならな」
「待ってってば!!!!!」
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作者名:ぬん。 | 作成日時:2022年5月4日 21時