ペダル ページ35
授業終了のチャイムがなり、みんなが席を立つ。
やっと終わった…
筆箱とノートをまとめ、机に無造作に置いてあるリュックを開く。
あ、マークさんの帽子…
いつ会えるか分からないから、小さな紙袋に入れてずっとリュックに入れておいたんだった。
事務所の前でたまたま会えたりしないかな。
彼のニコッと子供のような笑顔を思い出すと、胸がキュ…って締まる感じがする。
ーーーーーーーーーーーーーーーー…
この頃よくマークさんを思い出す。
ユギョムくんやベンベンくんとカトクをしてるいると、ふと思い出すのはマークさんで
今なにしてるのかな、とか…
会いたいなあ…って思ってる自分がいる。
何なんだろう、こういうの。
応援する側?というか、ファン?として、というか… 人柄も、もちろん容姿も素敵だから
こういう気分にさせられているんだろうな。
…
12時05分。
校門を出て、自転車の鍵を外して事務所へ向かってペダルを漕ぎ出す。
…
あ、何か差し入れとか持って行ったほうが良いかな。
そう言えば、家にこの間作ったスコーンが余っている。
調子に乗って作りすぎて、大学の友達に配り歩いても余ったのだ。
ユギョムくんから、皆さんに渡してもらおうかな。
ここからチャリだったら10分位で着いちゃうし…一旦家によって、小分けに包んでも余裕のある時間だ。
よし、一旦家に帰ろうかな。
私は勢いよくペダルを漕ぎ、家へ向かった。
297人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YES。(プロフ) - このお話すごく好きです!! 続き気になります…。 更新してくださるとうれしいです(;_;) 楽しみにしてます! (2016年5月29日 13時) (レス) id: 372597b041 (このIDを非表示/違反報告)
三橋 - 失礼します。この作品には実在するグループ名がありますので、オリジナルフラグは外してください。棲み分けのご協力お願いします。 (2016年2月1日 1時) (携帯から) (レス) id: 3670b75c96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のりまき | 作成日時:2015年12月23日 21時