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ーーーAーーー
中岡「Aさんっ！！」
中越「なんだよそれ！」
『うるさい。』
樹咲「安心しな。おめぇらには手出さないでやるよ。」
そして、私は一歩、門から出た。
樹咲の前まで進む。
睨み合ったあと、樹咲は私の胸ぐらを掴んだ。
くっと首が閉まる感覚。
樹咲「この時をずっと待って…」
やるしかない…
そう思った瞬間、
首元が緩まった。
パシっと手が出てきて、
誰かが樹咲の手をひねり返したから。
私は後退り、胸を押さえる。
「待て。」
樹咲「あ？」
「鈴蘭とやるのは俺なんだよ。」
え…
『楓士雄…』
楓士雄が、私の前に立っていた。
一瞬で、中庭の雰囲気が変わる。
楓士雄を皮切りに、轟、中越達も門から足を踏み出し、
ぞろぞろと、門の方へ全日の仲間たちが進んでくる。
その中をかき分け、泰清も駆けつけていた。
『あんたら…』
清史「あ！こいつらっ！！」
泰志「昨日はどーもねぇ？」
中岡「鬼邪高の女神に手ぇだすなんて上等だよなぁ」
轟「死にてぇなら、どーぞ。」
そう言って、眼鏡を外す轟。
その眼光に、鈴蘭の奴らが息を飲む。
樹咲「てめぇ…」
「こいつはもう鬼邪高なんだよ。」
樹咲「あ？」
「やるってんなら、俺らと、だろ？」
そして楓士雄は顎を上げ、腕を組んだ。
あたしがもう何言っても無駄みたい。
てか、そもそもが間違ってたのかも。
一人で行くなんて。
「ラオウ、連れてこいよ。」
楓士雄にそう言われ、鈴蘭のやつらが顔を見合わせる。
「は？このチビ何言ってんだ？」
「おい樹咲、どうする？」
樹咲が楓士雄を下から上に、じろっと視線を送る。
樹咲「…お前が花岡か。」
「ああ。」
樹咲は楓士雄を睨みつけ、
そのあと、泰清と、ジャム男に視線を向けた。
樹咲「こっちも、前からお前らにはイラついてんだ。うちの周りでちょろちょろしやがって。」
そして、けっと唾を吐いた。
樹咲「…お前らが来い。まとめてぶっ潰してやる。」
そう言って、ギロリと睨んだあと、
樹咲は他の奴らに帰るぞと首を振った。
ジャム男「こ、これは…まじ…ですよね…」
この一件で、楓士雄vsラオウのはずが、
鈴蘭vs鬼邪高全日の全面戦争に勃発してしまった。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
