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ーーー村山ーーー
古谷「てことで、乾杯。」
古谷の車屋のガレージに集まり、みんなで缶ビールをあける。
関「流石村山さん!オロチさん入ってくれて鬼に金棒っすね!」
真也「あーよ。」
正也「で、まず事始めに情報共有な。」
「ん?なになにー?」
正也「キドラの青髪はパクられたろ?んで、弟は消息不明。」
古谷「あー、あいつが罪全部かぶったって聞いた。」
正也「残兵とまた手を組む可能性もあるぜ。」
「まじすか?そりゃ最悪っすね。」
真也「あいつ、新太とAにひでぇことしてんだ。許せねぇ。」
あ…
Aちゃん…
バンダナの事が頭によぎる。
ずーん。
関「あ!そうそう!お二人は団地出身っすもんね!Aちゃん元気っすか??」
関が先にAちゃんの名前に反応し、
なんとなしに口を挟んだ。
正也「あぁ。今は後輩を育ててるらしいぜ。」
関「へー!いいなぁ!Aちゃんが師匠か…」
真也「あれ、村山…どした?」
浮かない顔でいると、隣にいた古谷が肩を組んできた。
古谷「とうとう愛想尽かされたか。」
「うるせっ 」
古谷「まぁ、自業自得か。」
古谷のやつめ…
傷口をえぐりやがって。
真也「そーか?Aは結局村山だと思うけどなー」
隣で正也がバカか!と真也の頭を叩く。
小声でどっちの味方してんだよ。って言ってるし。
関「ですよね!俺もそう思いますっ!!」
古谷「いや、どーかねぇ。」
正也「そーそ。悪いこたぁ言わね。諦めな。」
関「えー!村山さぁーん!!」
関が嘆きながら俺に抱きつく。
完全に、失恋した空気になってんじゃねーか。
ったくもー。
「俺は…」
重い口を開くと、一瞬でみんなが注目する。
諦めろ?
そんな次元の話じゃないね。
ただ、俺は、
やるべき事をやるだけ。
俺は…
「…約束は守る。」
古谷「お。」
正也「っ…」
ヒューっと真也ちゃんが口笛を吹いた。
迎えにいくっつったら行くんだよ。
関「村山さん、かっくいーー!!」
男に二言はねぇだろーが。
古谷「ま、あと半年あるしな。」
正也「半年か…」
つーか、いつからこの会話になってんの!
なんの決起会なんだっての。
「てか、チームの、は な し!!」
俺は両手を上げて大きく降った。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです!!続きが気になります、、パスワード教えてほしいです! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります!((o(´∀`)o))ワクワク パスワード教えてください!! (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです!続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります! (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななし | 作成日時:2020年1月9日 0時