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ーーーAーーー
ダン「何喧嘩しとんねんボケ。」
葛城「いや、お二人と知り合いとは…」
そう言って、頭を下げる8人。
葛城「でも、こいつが喧嘩ふっかけてきたんすよ。」
清史「は？お前らがAに色目を使うからだろぉが！！」
葛城「ああ！？」
テッツ「は？」
テッツさんはさっきまでの可愛らしい表情から、刺すような鋭い目で葛城を睨む。
葛城「すんませんっ…鬼邪高、やばかったっす。すんません。」
さっきからの嫌なやつから、すっとキャラが変わる葛城。
こっちの方が素っぽいな…
私は直感でそう思った。
葛城「その、あまりにも美人で…つい…」
ダンが馬鹿野郎と頭を叩く。
『…それはどうも。てか、私もやりすぎました。ごめん。』
ダン「すまんなAちゃん。許したってや。こんなアホやけど、こいつら後輩やねん。」
ダンさんも山王第一出身で、
みんなが崇拝する野球部のエースだったらしい。
ダン「お前らもう帰れ。」
ダンさんの一言で、山王の不良達が頭を下げて帰っていく。
テッツ「そうそう！実は、Aちゃん誘おうかと思って来てたんだ。」
ダン「お詫びに飯奢るわ。」
清史『まじか！！』
清史がうおっ！と身体を伸ばす。
すると、すかさずテッツさんが、おいと、漫才師みたいに手を動かす。
テッツ「お前は呼んでねぇ。」
清史「あ？なんでだよっ」
ダン「おいテッツ笑 ええで。お前もおいでや。」
清史「おお！いい奴だな。」
『バカ清史。敬語。』
清史「…うす。」
清史はダンさんの後ろに乗せてもらって、私は自分のバイクに跨った。
テッツさんが、どことなく残念そうな顔を浮かべてる。
そして、ITOKANと書かれた看板の前に、バイクを止める。
ダン「うまいオムライス、食わしたるわ！」
ナオミ「いらっしゃい。あら。新顔？」
カウンターから美女が振り返る。
私達はどうもと頭を下げる。
清史が少し、頬を赤らめて、首を振った。
清史「俺はA一筋…A一筋…」
テッツ「馬鹿野郎、聞こえてんぞ。」
ダン「鬼邪高のAちゃんと清史な。あ、村山今日はおらんのか？」
あ…
その名前を聞いて一瞬固まる。
ナオミさんは、そんな私の表情をみて、
それからにっこりと何か確信したように首を動かした。
ナオミ「今日はいないよ。もう帰ったから。」
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
