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ーーーAーーー
楓士雄は3日くらいで普通に動けるまで回復した。
ほんと、すごい生命力。
「本当に来ねぇのか？」
『しつこいな笑 おばさんによろしくね。』
何度も誘われたけど、バイトなら仕方ねぇかと、
楓士雄は最終的には折れてくれた。
「電話する。」
楓士雄はそう言って、「待ってろな。」と、
私の頭の上に優しく手を置いた。
少し屈んで私の目を覗く楓士雄。
あ…
あの時と同じだ…
村山が卒業した日の事が頭に浮かんできて、私は息を飲んだ。
『うん…』
「なーんだその顔は。寂しいのか？」
『っ！？ は？だ、誰が。』
楓士雄はハハっと笑って、
私の頭をポンポンと叩き、玄関を開ける。
私はさっさといけと、楓士雄の背中を叩いた。
『いってらしゃい。』
「おう。」
またすぐ戻るとは言ってたけど、
『一週間か…』
私はそう呟き、誰もいない部屋を眺めた。
ーー
バイトはフルタイムで入り、ほぼ毎日出勤する。
んで、もうシフトを把握されているのか、
アホが毎日食べに来る。
それも、一人で。
だから私はショーパンから黒スキニーに勝手に制服を戻した。
清史「A、何時におわんだ？」
『…あんたが帰ってから。』
この会話、何回したんだろ。
今日は珍しくテッツさん達は来てない。
その代わり、夏休みだからか、
学生っぽい人達がぞろぞろと店に入ってきた。
『いらっしゃいませ。』
「8名っす。」
「うわっ！やべぇ可愛い！！」
「お姉さん、いくつ？」
私を見るなり、テンション爆上げで騒ぎ出す学生達。
あ？とキレそうなのを堪えようとした瞬間、
ガタンっ！！！と清史がテーブルを蹴って威嚇した。
清史「うるせぇな。」
「あ？」「んだとてめぇ！？！？」
清史「あ？」
まーじで最悪。
清史が立ち上がったから、
学生8人もその席へ身を乗り出す。
マスターは慌てて、私に目を配った。
時給アップの際、言われてる。
ここで喧嘩したら、減給と。
『あの…喧嘩は…』
私は怒りを鎮めて歩み寄った。
「おーおー、喧嘩ふっかけられて困りますわなぁ。」
不良の一人が清史をみながら、私の肩を抱いた。
やばい…
清史「てめぇっぶっ殺すぞ！！！」
飛びかかりる清史の頭を押さえ、私はそいつと清史の間に入った。
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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです！！続きが気になります、、パスワード教えてほしいです！ (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります！((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ パスワード教えてください！！ (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです！続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります！ (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2020年1月9日 0時
