これは運命でしょうか？ 19

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なんて返したらいいのか分からない俺たちに、翔太は力強くこう言った。








渡「デビュー8周年、まだ俺たちはこれからもっと
　 もっと売れなきゃいけないのは分かってる。
　 それに、今まで応援してくれたファンにだって
　 恩返ししきれてない。
　 それでも俺はAと結婚したいです。」









翔太のその力強い言葉は、1人の男としての覚悟に見えた。









滝「なんでそんなに結婚にこだわる。
　 中嶋さんだって、なべがアイドルなのを承知で
　 お付き合いしてくれてるんだろ？」









渡「もちろん、承知の上でお付き合いしてます。
　 でも、それじゃいつまで経ってもAの
　 優しさに甘えてばっかで自分が情けないです。
　 それに、1人の女性を幸せに出来なかったら
　 たくさんのファンを幸せにすることなんて
　 出来ないと思ったんです。」









俺はこの時の翔太の気持ちが、なんとなく分かる気がした。









そう思ったら自然と俺の口は動いてた。









『翔太のその気持ち、分かる気がする。』









滝「おっ、ふっか言ってみて。」









『いや、俺には翔太みたいな大切にしたい特定の女性
　ってゆう人はいないんですけど、同じ男として
　なんとなく分かる気がするなって。』









すると、さっきまで黙っていためめが口を開く。









目「俺も、分かる気がします。」

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