これは運命でしょうか？ 19

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この反応はきっとAも覚えてる。









俺はもう一度、深呼吸をした。









『A、俺と一緒の家に住もう。』









Aはびっくりしすぎて言葉を失っているみたい。









『今回は冗談じゃない。
　俺は本気だよ。』









A「いやでも、一緒に住んでるのとか週刊誌に
　 撮られたらまずいよ。」









『なら、撮られる前に言っちゃえばいいんだよ。』









A「ちょっと翔太、何言ってるの？
　 付き合ってる人がいますって自分から
　 言うつもり？」









『ううん、付き合ってるじゃなくて結婚しましたって
　言うの。』









A「、、え、。」









『A、俺と結婚してください。』









この言葉と共に、俺は小さな箱をパカっとする。









数秒後、返ってきた答えは、、。









A「はい、お願いします。」









涙を流しながらそう答えたAを、俺は優しく抱きしめた。









俺は今、自分の人生にとって最初で最後のプロポーズとゆうものをした。









男としてのケジメってやつだ。









俺はアイドルの前に1人の人間で、この先の人生を共にしたいと思う人が現れるのだって別にいいだろう。









もしかしたらファンは減っちゃうかもしれないけど、Aがそばにいてくれるのなら、そんなのへっちゃらなんだ。

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