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午前中、書類をまとめていると
画面右下、封筒のアイコンが光る
社内外問わずメールはくるから
本来ならすぐにチェックなんてしてられないけれど
送り主が見えて
すぐにメールボックスを開いた
内容は以前提出した書類の訂正
いつもなら営業課に乗り込んでくるのに
やはり俺に会いたくないんだろうか
ただ、忙しいだけかもしれないけど…
流石に"なかったこと"になんて
ならないのかな
だけど、失敗したことを後悔している暇はない
昼休憩を挟んですぐ
赤いファイルから一枚の書類を取り出して
一枚の付箋を貼り付ける
意を決して
総務フロアへ向かった
途中、中島に髪型を驚かれたり
その他にも目線を感じたけれど
俺が見てほしい人はただ一人
山「午前中にメールもらった分」
振り向いたAは明らかに困った表情
絡んだと思った目線はすぐさまはずされ
俺から書類を取り上げる
意識してるからか
いつもよりチェックの時間が長く感じられて
思わず貼り付けた付箋をアピールする
“ちゃんと帰れた？”
多少他人に見られても大丈夫で
それでいて"心配したよ"って伝えるための文章
返事は予想通りのクールさ
「当たり前でしょ」
これくらいでは"今までと違う"の伝わらないかな
近くにいるはずなのに
手の届かない関係
この3年間、何もしてなかった事を後悔しながら
営業フロアに戻った
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裕莉(プロフ) - 相川あゆさん» コメントありがとうございます！亀更新で申し訳ないですが、ラストはある程度早めに書き起こせると思うので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 8affa1dc54 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 楽しみにしています (2021年8月28日 16時) (レス) id: ea882a5465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕莉 | 作成日時：2021年8月14日 0時
