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〜後日談〜
留三郎『よっ、A。約束してた松葉杖が出来たから持ってきたぞ』
そう言って留三郎くんは私に松葉杖を手渡してくれる。
「ありがとう!早速使ってみてもいい?」
留三郎『あぁ、いいぞ。使い心地を聞かせてくれ。微調整が必要ならすぐに直しに行くから』
「何から何までありがとう。じゃあ早速...」
布団から松葉杖を使って立ち上がろうとすると、留三郎くんが横から体を支えてくれる。
こういうさり気なさが出来る留三郎くんはさぞモテることだろう。
留三郎『どうだ?歩けそうか?』
「うん、高さも丁度良いし凄く快適!」
医務室の中を少し歩いて回ってみたが何ら問題ない。
これなら日常生活も少しは快適に過ごせそうだ。
それにしてもお願いしてから翌日に作って来てくれるなんて仕事早すぎ。大変じゃなかったかなぁ...本当に今度ちゃんとお礼しないとな。
「留三郎くん本当にありがとう!これなら1人で動けるから嬉しい!」
留三郎『嬉しいのは分かるが、あまりはしゃぐなよ。転んだらどうするんだ』
「やだな〜そんなヘマしないよ...っと、ととととと?!」
留三郎『っ、A!』
留三郎くんから忠告を受けた直後、松葉杖が滑り後ろによろめいてしまう。何とか体勢を立て直そうとしたが右足首を庇いながらは無理がありそのまま後ろへ倒れそうになってしまう。
衝撃に備えて目をぎゅっと閉じた刹那、留三郎くんの私を呼ぶ声が聞こえドシン!という音と共に床に倒れ込む。
しかし覚悟していた痛みを感じず、体の下に床では無い感触を感じた。
「.........っ、あ、え?!」
留三郎『いてて...大丈夫か、A...っ?!』
おそるおそる目を開けると目の前には留三郎くんの整った顔が至近距離にあった。
顔の距離を認識した途端、恥ずかしさで頬が熱を帯びていくのが分かった。それは目の前にいる彼も同じの様で、徐々に頬が赤く染まっていく。
加えて私が彼の上に乗り、体が密着しているというのもあって頭はパニック寸前。
「ご、ごごごごごめん!!重いよね!すぐ退くから!あいった?!?!!!」
留三郎『ば、馬鹿!無理に立とうとすると足首が...』
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のんさん(プロフ) - りっかさん» りょーかい!探して見る👀👀 (2023年1月17日 16時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - のんさんさん» アイコンは忍たまの30期の画像にしてる(した)〜名前はりっか、ricca7759どっちかで検索したら出てくるかな🤔 (2023年1月17日 11時) (レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - りっかさん» うそーーん!鍵ちゃうよーー!共通の人見つけれんかなぁwりっかちはアイコンと名前なにー?? (2023年1月16日 20時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - のんさんさん» のんちゃん見つからない!www鍵垢? (2023年1月16日 18時) (レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - りっかさん» わーいぃぃ!www 私の垢教えようか...!のんたんって検索して、シナモンのアイコン!プロフ見たら5/10 って書いてる!守一郎がいたら完璧にそれだ!ww (2023年1月16日 16時) (レス) @page48 id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年11月5日 11時