朝のひと時by私 ページ6
ふと起きれば、朝の5時。
うん、いつも通りの時間。
…にしても、能見さんのベッドって気持ちぃな。
目覚めが、めっちゃすっきりしてる。
着替えとメイクをさっさと終わらせて、リビングにゆっくりと入った。
床に横たわる皆さんは、まるで芋虫の大群…。
ホンマ、こんなトコで寝て大丈夫なんやろか?
…まぁ、とにかく、朝ごはん作ろ。
『んー、やっぱり多いなー…』
――ビーッ!ビーッ!――
「ひっ!?」
な、何、このサイレン音?!
何が起こったん?!
芋虫の集団を見ると、皆さんも飛び起きてた。
西「ちょ、何?!ビックリしたぁ!」
良「いい音やろ?」
上「心臓に悪いです」
どうも、新井さんのアラームやったらしい。
「皆さん、おはようございます」
今「おはよー…って、すっぴんじゃない!」
今成さん、いきなりやし、そんな盛大に悔しがらんでもええやん。
「当り前です。見せるワケないでしょ」
今「えぇー!せっかくアラームかけて、早起きしたのに?!」
「たかがそれだけで、早起きしないでください」
それよりも、十分な睡眠時間を取りなさいよ。
身体が資本でしょうが。
◆◇◆
皆さんは雑談しながら、部屋を出たり入ったり、着替えたり、寝袋を片付けたりしてる。
大「何、作ってんの?」
一番に終わったっぽい大和さんが、カウンター越しに覗いてきた。
「皆さんの朝ごはんですよ」
大「美味しそう…」
鳥「よだれ垂れてんぞ」
次に、鳥谷さんもくる。
大「匂いがね、想像させるから」
鳥「あー、腹減った」
大「言わないでください、余計に腹が減ります」
…え?
昨日、あんだけ食べたのに?
動いてもないのに?
寝ただけなのに?
お腹へってんの?
おかしいんちゃう?
鳥「コレ、もらっていい?」
「ダメです」
大「俺もー」
2人が、きゅうりスティックをかじった。
昼間でもないのに、よー朝からつまみ食いを…。
「もう子どもみたいに…。お2人とも、きゅうりスティックなしですからね」
鳥「うえぽんにもらうからいい」
大「俺もー」
上「なんでやねん!」
遠くから、上本さんがツッコんだ。
あ、聞こえてんねんや。
西「ランニング、行くんとちゃいますのー?」
能「早よ、行こうや」
2人以外の皆さんの準備はバッチリで、すでに鳥谷さんと大和さん待ち状態。
鳥「んー。じゃ、行ってくる」
大「ごはん、楽しみにしてる」
朝からランニングって高校生みたい。
しかも、それが阪神タイガースの選手って…。
ご近所さんも驚きやろうなぁ。
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Quintet(プロフ) - ゆかさん» コメント、ありがとうございます。あちゃー、私のルーティンがバレてしまいましたね(笑)。あともう半日、あと数時間を過ごす一息になればと思っています。これからも、よろしくお願いします。 (2016年10月14日 16時) (レス) id: 7f540aaaaf (このIDを非表示/違反報告)
ゆか - 毎日更新されるのが楽しみです! 毎日4時過ぎにこのお話更新されているか見てしまいます。笑 これからの楽しみにしています! (2016年10月12日 15時) (レス) id: c3eab76729 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Quintet | 作成日時:2016年10月4日 15時