Happy Everyday 3rd.

色気より食い気byALL ページ2

【Aside】

上本さん可愛い提案は、満場一致で却下された。
絶対、上本さんの方が可愛いのに！
…あ、分かった！
皆さん、女の子じゃないから感覚違うねんわ。
あぁー、しまった。
陵墓ボケに次ぐ、ただの恥さらしやわ。

「もういいです。洗い物に戻りまーす」

戻って、ほったらかしやった片付けを再開。

上「ほら、言った通りやろ」

上本さんも食器洗いを再開したけど…。
笑ってる声を抑えきれてへん。

「今回だけは負けを認めます」
上「渋々やな」

当り前やん。
絶対に上本さんの方が可愛いんやから！
女子メンツを集めて、聞いてやるわ！
…あ、あかん。
私、友達少な過ぎてアンケ取られへん。
しくったー！



【上本side】

Aちゃんが、頭を抱えて唸っとる。

上「機嫌直してよ。今度、お好み焼きご馳走するからさ」
「え、お好み焼き！？」

Aちゃんが、顔を振り上げた。
食いもんになると、やっぱり反応が早い。

「そ、それって、広島のヤツですか？！」

目がぶちキラキラしとる。

上「もちろん」
「よっしゃぁああ！広島焼きぃいい！」

Aちゃんは、雄叫びを上げてガッツポーズ。
それがリビングにも聞こえとったらしゅうて、みんなが覗いてくる。

大「今の、Aちゃんか！？」
能「腹の底からやったな」
今「まだ食べんの？」
西「食い意地張り過ぎやって」
良「広島焼きじゃない、お好み焼きやから」

良太さん、今はそこじゃなかろ。

「ご迷惑おかけしました！大丈夫です！」

Aちゃんは笑顔を振りまいて、みんなをキッチンから追い出した。

「可愛いの一件は、ちゃいにします！早く終わらせましょ！」
上「はいはい」



【7人side】

長引いていた洗い物が終われば、リラックスモードの7人がリビングに集合。

今「ふわっとしたヤツだと思う」
大「こういう感じやろ」

現在、Aがシャワータイム中。
男たちは、Aの就寝着について討論中。
大和のスマホで《女の子》《部屋着》で画像を調べ、テーブルの真ん中に置くと、5人が揃って画面を覗き込んだ。

良「水玉っぽいな」
西「こういうスポーティなヤツやって」
鳥「ワンピースが良い」

これに対して、能見と上本は、盛り上がる理想論をあざ笑う。

上「そんなワケないのに」
能「ああ、そうやな」
上「何で、能見さんは、知っとるんですか？」

上本の質問に、能見がニヤッと笑った。

能「聞きたい？」
上「もういいっす」

上本が諦めたのと同時に、リビングのドアが開かれた。

実はお泊りです！by私→←【設定】※2016/11/23追加

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