曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。 (ページ45)

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ゴドリックの谷ページ45

ア「僕のおじいさんたちに教える？」

「そうするのが素晴らしいことだけど...歴史と違う世界になったらあなたは最悪のネタばらし屋になる」

ア「ダンブルドアだ、ダンブルドアを巻き込もう」

ス「君の父さんが生き残るってダンブルドアに知られてしまう危険を冒すのか？ハリーには子供がいるって！」

ア「だってダンブルドアだもの！対処できるよ！」

ス「アルバス、知ってるか？ダンブルドアについて書かれた本は全てこと細かく書いてある。いつ彼が何を知ったかどうやって知ったか。危険すぎる」

ア「それじゃ未来に教えて上げる。父さんたちに伝言を伝える」

アルバスは二人を見つめるがスコーピウスとAは困ったように顔を見合わせる。

ス「僕たちにはタイムトラベルできるものが何もない。それに君の父さんはタイムターナーを持ってない」

ア「父さんなら自分でここに来る方法を見つけられる」

ス「伝言を送ろう。憂いの篩みたいに。赤ん坊の後ろから覗きこんで伝言を送る。うまくいかないかもしれないけどな」

「赤ちゃんの後ろから『助けて、助けて、助けて』って？トラウマになるわね」

ア「ああ。少しな」

「でもこの際少しトラウマになったって現状に比べるとなんでもないか＿＿＿後になって赤ちゃんは思い出すかもね。私たちの叫んでる顔を」

ア「助けてってな」

スコーピウスがアルバスとAを見る。

ス「君の思ってる通り、とんでもないアイデアだ」

「アイデアの中でも最低の部類に入るわね」

ス「わかった！僕たちが届ける。４０年待って、僕たちがそれを届ける」

ア「ダメだな。デルフィーの思い通り時を操作してしまったら後で大軍を送って僕らを探し、殺そうとする」

「それに40年も待ったら五十代ね」

やれやれとAは首を振る。

ス「それじゃ穴にでも隠れるか？僕とAは結婚してるだろうな。子供もいる。その穴が愛の城になるな。アルバスも一緒で楽しいだろうな」

「そうね、それは楽しいでしょうね。でもやつらは私たちを見つけて私たちは死ぬ。時は間違った位置に固定されてしまう」

ア「何かコントロールできるものが必要だ。父さんがドンピシャリで受けとることが分かってるものだ。何かないかな」

三人は考えるが思い付かない。