曲者揃いのスリザリンは時間の旅に出るらしい。 (ページ36)

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蛇になれる理由ページ36

デルフィーは別人になり、今の時間をとても楽しんでいるように見える。

ここはクィディッチ・ピッチだ。

スコーピウスとアルバスはデルフィーの前におり、Aはデルフィーに引き寄せられ、手を縛と首を縛られている。

ス「Aに何をするつもりだ、今すぐ解放しろ」

デルフィーは嘲笑いAに目を向ける。

デ「Aは鋭かった。私のことを信じているようで最初から疑っていたのだ。女の子は男の子と違ってそういうことに関して頭がいい。Aもそうだった」

デルフィーはAの首を締め付ける呪文から解放する。

Aは大きく咳き込み、腕を縛られているのでうまく地面に着地できずドサリと転がる。

ス「A！」

ア「A！」

スコーピウスとアルバスは身をよじりながらAのそばまで来る。

デルフィーはローブからAの深緑のロケットを取り出す。

「それを返して！返して！今すぐ！」

デ「A、お前は今までどうして自分が蛇になれるか考えたことがあるか？」

デルフィーからの突然の質問にAは目を見開く。

「もちろんあったわ＿＿＿でもそれは、先祖が蛇と＿＿＿＿」

デ「違う、本気で人間と蛇が恋に落ちると思うか？」

デルフィーはまるで全てを知っているかのようにAを見る。

アルバスとスコーピウスはデルフィーとAを交互に見る。

デ「お前が蛇になれるのも全て、このロケットのおかげだ」

「でもそれは＿＿＿ただ、私たちの家で代々受け継がれているものであって、」

デ「違う。ロケットが選ぶんだ。杖と同じだ」

「デルフィー、全てを知っていると言うの？」

デルフィーは見下して笑う。

デ「お前たちと離れている間、私が何をしていたのか考えなかったのか？」

ア「でもたった５分だ」

デ「アルバス、たった５分でも私は大抵のことならできるんだ。それに、お前たちがホグワーツにいる間も私は動き続けていた」

「それってつまり...私のことを全て調べていたの？」

デ「ご名答。お前の家の地下には禁書が眠っている。そしてそこにはどうしてお前の母方の家計は選ばれたものだけが体とロケットが連動して蛇になれるのかが書いてある」

「じゃあどうして父も母もそれを私に教えてくれなかった？理由にならない」

Aはデルフィーを睨み付けた。