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入間君が不在の間、アズ君・クラリンがピッタリついてくる。
何とも言えない…
いや、嬉しいんだけどね。
クラリンは自由なので、気付けばサブノック君によじ登っていたりもするのだが
アズ君は私に、入間君の素晴らしさを延々と語っているのだ。
そんなにも好きなのか…
ここまでの執着、ある意味すごいよ
ほぼ聞き流して(アズ君ごめん!)
隣で語り続けるアズ君の横顔を、ぼーっと眺めていた。
男性でもこんなにキレイになれるもんなのかな?
髪、サラサラだなー
色、白いなー
まつ毛、長いなー
髪と同じ、薄紅色
まるで桜のようなそれから、キラキラと輝く瞳がこちらを向いて動きが止まった。
「A、さん…?」
「あ、ごめん。見とれてた」
「見と、れ…ッ!?」
「こんなにずっと話しかけてくれるなんて、滅多にない機会だから
キレイな顔を拝んでおこうかと思って」
「…ッ、Aさん…ッ」
白いお顔を真っ赤に染めたアズ君
「あ、入間君の話、もう終わった?」
「ハッ…!
いくら入間様が素晴らしい御方とはいえ、ずっと身近にいるお姉様に語るとは、アスモデウス・アリス一生の不覚!
とんだご無礼を…ッ」
いちいち大袈裟なリアクションは、やっぱりどこかオペラさんを彷彿とさせる。
とはいえアズ君に罪はない
「いいよそんな謝らなくて…
アズ君って本当に入間君のこと大好きなんだね」
「はい!それはもう…ッ!!
しかし、この気持ちは敬意を込めたもの
その…
Aさんをお慕いする好意は別のもの、で……」
尻すぼみのアズ君は、耳まで赤くしている。
「うん、いいよ。
入間君のことは尊敬だもんね。
私はクラリンと同じ、お友達だからね」
「ええッ!?ち、違…ッ」
「私もAち好き!」
「だがAは己のものだ!」
「貴様らは入ってくるなッ」
クラリンとサブノック君にアズ君が構っていると
「Aちゃんコッチコッチ」
リード君に手招きされた。
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雪猫 - あー!!もうきゅんきゅんがたまりません!更新頑張って下さい!応援してます! (2020年5月10日 1時) (レス) id: 07da1e2227 (このIDを非表示/違反報告)
畢竟無(プロフ) - えギー先生は夢主ちゃんの気持ちに早く気づいてあげてwwwwオペラさんは自重してwwwww面白かったです!応援してます! (2020年5月9日 14時) (レス) id: f1eda83896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:周杜(シュウト) | 作成日時:2020年5月6日 13時