ずっと好きでしたｰS.Y-

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You Side
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-日曜日-




龍也くんと約束のある日曜日は想像以上に早く来てしまった




「なに着よう...」




あまり気合の入った服も何だか違うし、かといってジーンズにTシャツスタイルで行っても閑也先輩に何かの拍子に話されたらってことを考えるとそういうわけにもいかない


悩みに悩んだ末、ニットのトップスに花柄のスカートと無難な組み合わせに行きついた


服選びに時間をかけすぎて慌てて髪を巻いて待ち合わせのカフェへと向かった






私がつくと外で携帯をいじって立っている龍也くんの姿が


黒のロングコート、白の薄手のシャツ、黒のパンツにキャメルのキャスケットと私が隣にいるのが申し訳ないくらいおしゃれで、通りがかる女性が9割振り返っている






「お待たせしちゃってごめんなさい」


『全然

　俺がわくわくしちゃって早く着いただけだから』




中入ろっか、と扉を開けエスコートしてくれる





『なに頼もっか』




オーガニック系の店内で店員さんからメニューを受け取り、あれもいいし、これもいいしとニコニコしながら選ぶ龍也くんは年上なのに可愛くて見ているだけでこっちまでニコニコしてしまった




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