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Shizuya Side
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しめに、
”PC提出課題が終わらないから助けて!”
と言われ付き添っていた放課後のPC室
「掃除当番来ちゃうから早く終わらせるぞ」
『んーー、
俺こういうの苦手なんだよね』
「なら尚更、朝帰りなんてしてないで毎日学校来いよ」
授業受けてりゃ終わるよこんなん
って
「...おま、なにしてんの?」
椅子に座りPCを立ち上げたものの
一向にファイルを開く様子を見せない
むしろ携帯をいじり始めた
『何って...呼吸?』
「...お前さあ、いい加減にしろって」
『ごめんって!』
深いため息をつくも
しめは悪びれなさそうな平謝りだけ
「終わらせる気あんの?
ないなら俺部活行くけど」
そんなに怒ってもいないがさすがにPC室で暇潰すなら
部活行ってるほうが断然よくてしめを急かす
『ねえ、実はもう俺終わってるって言ったら、
しず怒る?』
「当たり前だろ」
終わってんのかよ
ほんと分かんない奴だなこいつは
「終わってんのに何で来たんだよ
ほら行くぞ」
『あ!ちょっとダメだよしず!
俺が訳もなくこんなところ来るわけないじゃん?』
「...は?」
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作者名:なんちょむ | 作成日時:2019年9月24日 17時