【ワンピース】海賊狩りの相棒2【男主】

エピソード68 "仲間と" ページ27

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宮殿の部屋





ウソップ「今夜！？」

ナミ「そ」

チョッパー「ここを出るのか？」


ゾロ「ま、俺も妥当だと思うぜ。

もう長居する理由はないからな」


サンジ「そうだな。

海軍の動きも気になる」


ウソップ「うし、ルフィ。お前が決めろよ」


ルフィ「おし、もう1回アラバスタ料理を食ったら行こう！」

ゾロ「直ぐに行くんだよ！馬鹿野郎！」





.






チャカ「どうしましょう…イガラムさん。

直ぐに彼らに伝えねば」


イガラム「あァ…もちろんだ。


しかし…これは大変なことになってきた。

無事にこの島を出られると良いのだが…

なんという手回しの速さッ


パル、懸賞金5500万ベリー
ロロノア・ゾロ、懸賞金6000万ベリー
モンキー・D・ルフィ、懸賞金1億ベリー」


チャカ「イガラムさん…」


イガラムさん「この額ならば、必ずや海軍本部の総監クラスが動き出す…

もう後には引けんぞ、ルフィくん
君たちは七武海の一角を落としたのだッ！」





.





一味はカルガモ部隊に乗り船に向かって走っていた

パルはゾロが抱えていた




ナミ「私、諦める…ビビのためだもんね


10億ベリー」



「「「あたりめェだ！！！」」」





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騒がしい。


外が騒がしい。


聞いたことのある声が辺りに響いている。



パルはそっと立ち上がり外に出る


姿は…人間だ。




チョッパー「パル！！！まだ寝てろ！傷が開くぞ！」



「分かってる、チョッパー。


ありがとう」





ビビ「みんなァァァ！！！！！」



ルフィ「ビビ！！」

ウソップ「カルー！！」



みんなが嬉しそうに動き回るが

何かを察し船の壁にもたれてビビの様子を見るパル




「そっか…」



ビビ「お別れを言いに来たの！！」



ルフィ「…今、なんて？」



ビビ「私、一緒には行けません！

今まで本当にありがとう！！


冒険はまだしたいけど、私はやっぱりこの国を愛してるから！！

だから行けません！」



ルフィ「…そっか！」



ビビ「私は…

私は…


私は…


私は、ここに残るけど！

いつかまた会えたら！

もう一度仲間と呼んでくれますか！！！」







声で返事をすればすぐそば居る海軍にビビは捕まる

とナミがルフィを押さえ込んだ。







カルー「くわァ…」

ビビ「…！！」




涙を流すビビを笑顔にしたのは

左腕を仲間の印だ！と書いたバツ印が見えるように大きく上に伸ばした8人の姿だった。





そして響く船長の声





「出航ーー！！！！」

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