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Aがバス停まで送ってくれた。
と言ってもすぐ家の前だけど。
「瑠姫くん、
お母さんに会うの、
初めてじゃなかったんだね。」
「うん。
ちなみにお前の部屋に入るのも
初めてじゃないよ。」
「え！？嘘！？」
「体育館倉庫に閉じ込められて、
倒れた日かな。」
「保健室に運んでくれただけじゃ
なかったんだ…。」
「うん。
Aのお母さんが保健室に来たあと、
家まで運んだ。」
「え…う…ごめん。」
「礼を言え。礼を。」
「そうだね。
ありがとうございました。」
あの時は真夏の太陽が高くて
陽が長い毎日だったけど、
気づけばブレザーに袖を通して
陽が落ちると肌寒い季節になった。
Aの方を向いて
キュッと抱きしめると、
Aはすっぽり俺の腕におさまった。
ブレザー越しに温かさを感じる。
「さっき、Aのお母さんが
帰ってきてくれて、良かった。」
「さっき？」
「多分あのまま行ってたら、
ブレーキが壊れた自転車で
急坂を下りるような感じだったわ。」
「何それ？」
相変わらず理解力にとぼしい。
でも二段階で攻められるのは、
逆に楽しいのかも知れない。
「理性きかずに
襲っちゃってたってこと。」
「なっ…。」
暗闇でも分かるほどに
Aは顔を赤くした。
胸を押して俺から離れようとするけど、
背中に手を回して離してやんない。
「お預けは俺の十八番だったのに、
Aごときにお預けされちゃったよ。」
「別にそんなつもりじゃないよ。」
「続きは明日のお楽しみということで。」
「もうやだ。」
「やなの？」
「嫌じゃない。」
「なんだよそれ。」
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ののん(プロフ) - かんなさん» かんなさん、いつもありがとうございます！私もこの話が書いていて1番楽しかったので、好きになってもらえて嬉しいです！景瑚の話もめちゃくちゃ瑠姫が出る予定なので、よろしくお願いします(^^) (2021年9月15日 0時) (
レス) id: 81e0daef40 (このIDを非表示/違反報告)
かんな(プロフ) - 更新本当にびっくりでめちゃめちゃ嬉しいです！！終わってからも何回も読み返していてこの世界大好きなので続きが少しでも見れると思うと本当に嬉しいです！次の作品も楽しみにしてます！！ (2021年9月12日 18時) (レス) id: c0b1c1ec3e (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - つばささん» コメントありがとうございます！ギュンギュンして頂けて嬉しいです(^^)まだまだ未熟ですが、他のお話も読んでいただけると嬉しいですー！宜しくお願いします＼(^o^)／ (2021年7月30日 23時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
ののん(プロフ) - Risana.さん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、ありがとうございます！これからも心躍るドキドキするお話を書きたいです(^^)／ (2021年7月30日 23時) (レス) id: b70c73754c (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - 本日一気読みさせて頂きました！ほんとにキュンキュンというよりギュンギュンしながら読んでました笑笑主様のお話どれも私のどタイプでほんとに好きです！これからも他の作品楽しく読ませていただきます！ (2021年7月27日 19時) (レス) id: 0a4aeecafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ののん
| 作成日時：2021年3月13日 18時
