仕事をします。 ページ6
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『帰れない…?』
クロ「はい…ユウくんもこの世界の人間ではありません。…あなたと同じように謎の経緯でここに来たのです。住む世界が違う以上、どう帰れるかも未だわかってないのです。」
『ふざけないで……私だって大学に通って!バイトもしているのに!!帰れないだなんて…』
クロ「私も今、必死に探しているのですよ……帰る方法を……」
『……』
仮面で表情は見えないものの、声色で判断するしかない。
学園長はきっと、嘘は着いていない。
どうしたらいいの……少しぐらい知った外国に飛ばされるのとは訳が違う。
全く違う世界。魔法だなんてものがあるこの世界。
窓から除くのは私の知らないものだらけで、それが現実だと私の心に突き刺してくる。
『わたし…これからどうしたら……』
クロ「住む場所はあります。ユウくんが少し前から使用してる場所があるんです。2人…と1匹で住むには広いですが…」
『1匹…?』
動物がいるのかしら…?
動物自体は好きだからいいのだけれど…
『住は見つかっても、衣、食は…』
クロ「多少のお金はこちらで用意させていただきます。」
多少……
『学園長』
クロ「はい?」
『私。ここで働きます。』
クロ「はい?」
『多少のお金では生きていくには少々厳しいです。ですので、私をここで働かせてください。そしてそれに見合ったお金を、お給料を貰えませんか…?
清掃でも、雑用でもなんでもこなしましょう。』
クロ「この学園は広いんですよ?魔法の使えない貴方では厳しいと…」
『生きていくためです。私にとってこの場所は何も無い無人島も同然。生きていくならそれ相応の事をしなくては…』
クロ「わかりました…。ですが今日はユウくんと住んでもらう場所まで案内して、仕事内容などは明日説明させていただきます。仕事はそれからでもいいですね?」
『はい。』
クロ「わかりました。では、寮まで案内します。」
私は部屋から出た学園長の背中を追い、廊下を歩いた。
廊下には制服を着た生徒らしき人たちがいた。
男子しかいないということはここは男子校なのか…。
そんな場所に私みたいな女が来てしまっては…浮いてしまう…。
何もトラブルなんてなければいいのだけれど…
『耳…』
やはりここは私いた世界じゃない。
人間の耳とは思えない、尖った耳や、獣を模したような耳など多種多様だった。
こんな場所でうまくいけるかしら…
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零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月21日 17時) (
レス) @page45 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
薙矢夏樹(プロフ) - 制服すごく可愛いです！ (2022年4月7日 15時) (レス) @page43 id: 1d8502dc26 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 続きが気になる (2021年11月13日 22時) (レス) @page31 id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 姉貴さん» 返信・修正・最新話更新ありがとうございます！！！はい、何かあった際は伝えさせていただきます。最新話も「おぉ！」となる感じ（語彙力は皆無です）で楽しかったです！夢主の口調も好きですし…！更新、また楽しみに、気長に待ってます！ (2021年11月11日 18時) (レス) @page25 id: fb6be3cd03 (このIDを非表示/違反報告)
姉貴(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます!!文は修正させて頂きました!なるべくこちらでも見つけれるようにしますが、また何かあればご報告よろしくお願いします!! (2021年11月11日 18時) (レス) id: 3059b9c9e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：姉貴 | 作成日時：2021年10月2日 18時
